昨日 夏の夕方

夕方5時には風が落ちてしまった

元からあまり上がらない風

おそらくブローで8mどまり

ややホールもあって乗りにくかった

でも夏らしい海があって　仲間がいて

まあ気分はいい


いつもは街中を通る国道で帰路につくが

夕焼けに色に染まりかけた空港方向の標識につられ

なんとなく海岸線を選ぶ

建物も道路も車もこんがりした色になってて

夏の夕方にどっぷり

いくつかのビーチサイドを走り　

ジョギングの人　散歩の人　子供連れ　学生たち

みんな陽気で幸せそうに見えるのは夏のせいかな

お気に入りの音楽と絵のような街並み

オレもいつもの速度よりのんびりと車を走らせてる

このホッとする時間を少しでも長く感じたい

晩飯にサラダを作るつもりだったからトマトとパプリカを買う

以前何度か来たことのある旧国道沿いのスーパー

駐車場に止めてるオレの車も夏の夕焼け色になってて

なんとなく現実味ってのが消えてて　いつまでもこの物語の中で生きてけるんじゃないかな

なんて気にもなる　

帰ってシャワーのあと　少しの量の酒に酔ってソファーでうたた寝してしまうことになるけど

それも柔らかい時間の中で一人を楽しむコツみたいなもんか

夏の長い夕方　とっぷりと暮れたって

自分に戻らなくていいよな