Ferris wheel

遅い仕事が終わるまでの時間

よく待ってた　ホールの片隅

何度も待ってるから　人を覚えてる

この時間退屈そうで　わりと好き

歩いてくる靴音が毎回ドキドキしてた

気がつかない振りをしてたけど


知り合いの多いエリアで手をつなぐのを

嫌がるけど無理やり引き寄せる

よく苦笑いしながら焦ってたな



僕の周りで逆風が止まらない

折れる僕を励まし続けてくれてた

自分の意思表示が下手で　思いを言葉にしない

いつも飲み込んでる

でもそれが優しさの表れだった

負担にならないようにしてくれてた


大事だったんだよ　本当に大事だった

でもそんなことは知ってるよね


空へ向かって回ってる優しい夢に

二人で乗っていたのに

僕は君を残して降りてしまった

気持ちはいつも隣に居るよ


二人の優しい夢は　空へ向かって今も回り続けてる

二人の幻を乗せたまま













　

clear heart

記憶にある　あの声やあの言葉たちは

もう僕に向けられることはないだろうけど・・・



気持ちに穴が開いてる

無理をした選択をしたけど

震えるほどの気持ちは

凍え死んでしまいそうになる

それは多分　僕だけ？・・・


君のグラス砕けたのかな

感じてる想いは　深くても透明

たとえ想いの種類は変わっても・・・

sympathy

雨かあ・・・

歩きかあ・・・　原チャリは無理かなあ

歩くと20分くらいかかるし　原チャリは雨かかるし　どうしよう

朝の講義まで　ブースでピアノとギターの早朝練習



彼女はいつも通り原チャリでカッパ姿　

ピアノだから何もいらない

オレはギターをケースに入れて袋でカバーして

やっぱり原チャリだな




約1時間半のセッション　

朝一番だから喉が硬くて声は出ないし　

いろいろ話しながらだから　音あわせはそこそこかな

でも　この時間が一番お気に入り

同じ方向を見て　一緒にものを作り上げて　いつでも笑いあえる

二人は今までで　自分自身を一番うまくコントロールしてくれてる相手と思ってた

お互いを思いあっていたから　そう感じるんだろうな



今日の雨大丈夫かな　もう出た頃かな

遠くから来る彼女は

バイクに乗り出してまだ僅かな時間だし

あまり運動出来る方でもないし・・・

会える所まで迎えに行こう

その分　一緒に居る時間が増えて

笑顔を見ることができるしね



あの頃　最初から　二人は　

一緒に居ることのできる時間には　限りがあって

逢えなくなることが　わかってた・・・

無念の一日

南の風　約１２mくらい

仲間からのメール　海行くんですか？

今日は吹くことは分かってたし

誰かメール来るだろうなと思ってた

昼から　せめて１時には出たかったけど

いくつものケアレスミスの発生

自分でやらかしたわけじゃないから　余計にイラつく



あ～無理だな　いくらバタバタしたって無理だ

昨日なら　明日ならいけたのになあ

まじめに仕事してくれよなあ



今　オレにとって大事なのは

いかにストレスなく時間を過ごすか

ウインドは風まかせだから　吹かないとできない

それだけに貴重なタイミング

仕事は深夜にやればいい

他には誰も縛り付けるものがないから　風があれば

ずっと海に張り付いててもかまわない

夏の海は特に何者にも変えられないから



とはいうもののやっぱりダメで

仕方なく家に帰って　シャワー浴びて体重計に乗る

61キロ・・・　マジかあ・・・　減ったなあ・・・

65～67前後くらいで　ここ何年もきてたから　

かなり減ったな

どおりでめまいやら　立ちくらみすると思った

61というと金のない大学時代の肥えた頃かな

持ってるお金　すべてスタジオ代や楽器の機材類　ガソリン代に消えていって

一日一食くらいの生活してた頃に近づいてきた

どこまで減るか　試してみてもいいかな

でも　ぶっ倒れるとまずいよなあ

たぶん　まずいよな

・・・まずいかなあ

まあ　いいかな　それはそれで・・・

ひまわり

ひまわり

花の中で一番好き　

元気が出る感じがいいよね

以前は車にも飾ってた



君も好きだったよね　ひまわり

飾った花を見て　嬉しそうに笑ってた

僕はひまわりじゃなく　そんな君を見て満足してったっけ



車を買い替えてから　左が寂しくなってしまい

以前のように　ひまわりを飾るような

発想はなかったよ



でもやっぱり少し　ホッとする優しさ欲しい

何も置かずに　シンプルにしておくつもりだったけど

なんだか機能美だけの室内じゃ

やっぱり寂しい気がする・・・


ひまわりを置くと　横に居るようで置くのかな

笑顔のひまわりは　ここには　もう咲いてないのに



いつも笑顔で　一輪だけのひまわり

まっすぐ　太陽に伸びて　陽のあたる方向を向く

前向きで　ポジティブな花

おそらく花言葉は　前進あるのみ　とかかな



今の僕に足りない部分があふれてる

桜階段

夢なんて言葉　何の意味があるのか

夢の途中なんて　何が途中なの

何もできなくても　何もしなくても　途中なのかな

何でもできる気がして　何もできない

まるで媚薬に惑わされているようなもの



夢なんてあやふやさで済ませたくない

いくら言葉を並べても　

逢うこともできないなら　なにも超えていけない

渡したいのは言葉じゃないはず　素直な想いのはず



今は　ゆらゆら　陽炎のなか　

確かなものなんて　あるはずもない


でも

あの夜　桜の咲く階段で

話したあの言葉の想いは変わらずにいる

いつか　必ず伝えたい

たとえ叶わなかったとしても


自分の想いのもとに　生きた証として



想いに命があるなら

いつか　きっと咲かせてみたい

心にいつまでも　花を咲かせ続ける

水も光もなくても

ふれあうたび　感じた温もりをささえに



自分の想いのもとに　生きた証として

ダブル

約3～4時間の睡眠にも慣れてきた

2,3年前は　当たり前だったけど

この1年くらいは普通に6時間ほど寝てたので

このところは疲れやすかった

ヤッパリこの慣れはまずいかも

ってことも有り　ベッドが欲しくなってきた



家具店を何件かはしごして物色

ベッドを替えたから良く寝られるってことも

ないかもしれないけど　ヤッパリ道具が大事



現在いい年こいて　中学生が使うようなベットで寝ている

しっかり寝ないとな　やっぱりベッド替えたいな

最近まではセミダブルになるかと思ってたけど・・・



ダブルを買うことに決めた



一人でダブルに寝るのだ

別にいいだろ一人で　ダブルでも

ガンと足を腕を広げて大の字ってヤツ

質のいいダブルを奮発して買う

きっと良く寝られるはず


今日は買わなかったけど・・・

海へ

天気のいい週末

気温も高くて　海でもいってみるかな

風は吹かない予報　暑いわりには北西の風混じってる

サーマルも期待できないけど　ヤッパリ海へ

ウインドはできないけど　暑けりゃ飛び込んでもいいな

思うまま　したいようにしよう



かなり久しぶりにTUBEのアルバムをチョイスした

結構以前の曲ばかりだけどイメージは　夏でいっぱいになる

車を湾岸線に向けた

時間はたっぷりある　このところ当たり前になってる

追い詰められてるわけじゃないのって　ホントに助かる

同じ景色でも受け入れ方が変わる

空港を越えて　大好きな観覧車を過ぎ

視界が一気に広がる



海が見えてきた

うん　いいねえ　

キラキラの天気に　キラキラの海

恐ろしいほど暑いけど

気持ちもキラキラになれるよね

wisper

覚えているかい　初めて出会った日

仲間の間で一番ハリキッてたと思う

誰も近づけず　一人じめしてたよね



きっとあの日から　ゼンマイ仕掛けだった僕の心が

やっと回り始めたんだ

少しさび付いて　ギクシャク

上手く動けなかった　

でもいつか命を吹き込んでもらって

心が安らいで　切なさや優しさを知った

ようやく何のために　

誰のために　僕が生まれてきたのかわかった



細い肩を抱き寄せるたび

出会った頃よりずっと　想いが強く大きくなってきて

戸惑う僕を　　僕が見守るような気持ちになる



今　いつもそばにあった優しさを失って

目の前に居なくなってしまっても　

それは今でもささやくように続いてる

あの夏の夜

通り過ぎた夏はいくつもあったけど

休みが重ならないから　大きな想い出はないね

でもその分大事に過ごしていた



少しでも遠出ができる時は　うれしくて

それでもポーカーフェイスの君は

普段どおりの表情

いつもと違う時間をどう感じてるのか

気になって仕方なかった




引き出しを探って　いろんな顔を思い出し

繋げていくと　そこには綺麗な笑顔たち

優しい　Love Story　映画の出来上がり




夏の始まり　夜の海の見える公園で

ためらいがちの距離感が新鮮で

コントロールできない気持ちが溢れてくるけど

簡単に進んでしまうことに罪悪感さえ感じてた

すごく大切にしたいから

こんな時間が切なくて　うれしくて・・・





蒼い時間が過ぎて

理由をつけて　先に進むことで安全地帯を探すのは

大人の解釈かもしれないけど

まだ　蒼い僕は

染み込んで広がってゆくような愛情を感じないと

気持ちの深いところへは行けない

でもそれを誇りに思ってる


やっぱり　まだ蒼いのかもしれないね・・・

Woman needs love

今日はブルーを通り越してグレーな気分

いろんな心配をしてしまうのは癖

悪い癖なのかな


少し髪を切ろうか　アイロンも少し当てて癖毛伸ばして
　
そうそう　まゆも少しそろえて・・・

といっても美容室に行くんじゃなく

自分で少しカット



お金のない大学時代は全体を適当に目くらめっぽうでガッツり切ったもんだけど

今はそうもいかず　前髪　サイド　襟足　約1cmずつくらい

今までカットしてもらったラインを残しておきたかったけど

上手くできたかな　後ろはサッパリ見えないし・・・

まあ　かまわないか　誰に見せるわけでもないし



大学時代を思い出してた

あの頃　彼女に　斜めになってるとか

妙に長いのがパラパラあるよとか　言いながら

手直ししてもらった　綺麗になるわけじゃないけど・・・

でも適当な割りに上手くできてるよって褒めてもらったなあ

後ろから　ギュッとされながら



今　偶然に大学時代によく聞いてた

Black Contenporalyの

Ray Parker, Jr.　の曲を　MDからMP3にしながら聞いてたので

なお一層思い出してた　

アルバム　　Woman needs love　

切ないメロディーライン　

でも暖かく感じて　このアルバムは全部好きだ

聞いてると19に戻ってく



セピア色になった思い出

あの頃は何でもできる気がしていたけど何一つできなかった

時間なんて無尽蔵にあると思ってた

あの時代の街並みや　楽しそうな顔が　浮かんでくる

まるで僕に話しかけるように




今この時代を　あの頃思い描いていたように

生きてますか ・・・




　

指先の想い

僕の表情を見るのが怖くて

想いを声にすることができない

それでもあふれる想いが抑え切れなくて

細い指先で僕の背中に書く文字


その言葉はわかっていたよ

分からないふりしてたんだ

でも君はそんな僕に気づいていたのかもしれないね


まだ準備ができていなくて

問題が多すぎたから・・・

そんなことを言い訳にごまかしていたんだと思う

僕の背中に語りかけるしかなかった君が一番苦しかったのに・・・




なにも償うことができず

でも先に進むべき気持ちを

持たないとと思い込んでる


でもそんな器用な人間じゃないから

なにも受け入れられない

受け入れようとしない

周りにある優しさを愛情と勘違いしたくないし

鏡に映った偽者の自分だと　また誰かを傷つけてしまう

容赦なく流れる時の中で

瞳の奥に映る　真実を見つけることは　すごく難しいことだね




あの頃　瞳に映ってた二人には

間違いはなかったのに

押しつぶされそうな現実のなか

僕の瞳が見ることをこばんで

大事なものと知りながら進むことができなかった

ただ　僕が臆病なだけだったんだ

夏の情景

海の青　空の青　山の緑　入道雲の白　

強い日差し　クリアな風

かもめの鳴き声　鳶の鳴き声　蝉の声


お気に入りの場所で重なり合って感じること

こんな風景の中で

好きなことだけして　

同じことが好きな人たちと会い

贅沢な時間を3日間　子供のように楽しめた

こんなにリラックスした時間を過ごしたのはいつからだろう



今まで長い時間　何してたのかな

何でもかんでも背負い込んで・・・

人を傷つけたり　追い込んでしまったり

いろんな人に世話になって迷惑かけて



自分で何も選ぶことできず

自分で解決できず

結局答えは何も出せないまま

果報を寝て待つ

たまたま　いい方向に進んだことを

ただ素直に喜んでる・・・

自分では何も努力してない



大好きな場所で好きなことをして

許された時間がここから進むなら

失敗したとしても自分で決めて進みたい

失敗したことがもったいないのじゃなくて

思ったことを　したいことをしなかったことが

もったいない時間を過ごしてるんだろうと思う



明日も天気はいいらしい

好きな場所は　今日と変わらない風景がある

夏の季節の色合いが似合う

僕は自分の色を見つけて　自分の風景を創っていきたい

大事なものを手に入れたい

風の海の僕

風の音に誘われて岬へ

昨日より少し弱い

でも夏の香りが海に誘う

気持ちも少しでもハイにしてもらえると助かる



かなり沖でアクシデント

ハーネスラインが切れ吹っ飛ばされた

左太ももを　かなり強くボードに打ち付けて動けない

セイルに体をあずけて　しばらく海に浮かんで休む



空には　真夏の入道雲と　白く浮かんだ昼間の三日月

接点がないよな　この2つは　

でも久しぶりだな　昼の月かあ

それとも気がついてないだけなのかな

なんて海の波間に寝転んで考えてた

　

気が付くといつの間にか　体の回りに沢山の水クラゲ

20匹前後はまわりに浮かんで僕を囲んでいた

ナタデココのような　透明の体　

いつもは気持ち悪く触れたくなかったけど

なぜだか違和感もなく　すごく綺麗に感じた　



突然感じた　今までにない不思議な感覚に戸惑ったけど

でもなんとなくホッとする気持ちにしてくれて

足は痛いけど驚くくらい落ち着いていて

豊かな気持ちになれ　とても居心地がよかった




風の谷のナウシカに　こんなシーンあったなあ

ナウシカにオームが寄って来て空中に浮かして怪我を治す　

幻想的なシーン



透明なクラゲが　僕を海に浮かべて

太ももの痛みを吸い取ってくれているのかな

心の傷も癒してくれないかなあ・・・

まるで上質なベットに横たわるように

海に包まれながら　そんなこと考えてた

夕焼け

梅雨が明けた

鋭い光を差込み　街を切り取り

コントラストの強い　影を作り出す

夏の情景がそろった



仲間からウインドの情報があり

いつもの岬へ

夕方まで約2時間くらい楽しめた



いぞがしく飛び回ることをしなくてよくなり

最近　ユックリとした時間を過ごしてる

好きなときに好きなことをして　気持ちのおもむくまま・・・

でも時間の使い方が難しいくらいで

贅沢な時間が罪悪感まであったりする

まあいいか　それでも僕は僕で

昔の僕に戻っていけばいいだけなはず



海には

いつもと変わらないメンバーのいつもと同じ笑顔

人も風景も含めて海はいい

僕の喜怒哀楽を中和してくれる

夏の夕焼け空と海と仲間の笑顔と笑い声　

昔から変わらないのだけど

この贅沢な空間と瞬間はなくしたくないね



綺麗な　すごく綺麗な　夏の夕焼け空

こんな夕焼け空は送ってあげたい

あの頃のように・・・