sugarbrown手作り日記

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「ペルセポリス」に感動

2008-01-21 | Weblog
こないだのレディスデーはペルセポリスという映画を見てきた。

フランスのアニメーションで舞台はイラン。
私は世界情勢には疎いので(汗)イランの事情もよく知らなかった。
(イラン政府からは偏見に満ちてると言って放映禁止を言ってきたとか)

モノクロのアニメーションで人物もとても簡単に描いてるし、
主人公もちっとも可愛くない(笑)
でも、それがかえって感情移入しやすいのかな・・・と思った。

簡単に書いてると言ってもそれはそれは素敵なアニメーションです。
モノクロだけど何秒かカラーが入ってたり、
背景が舞台美術のように奥行きがあったり
アニメと言うよりアート作品です。
モノクロの世界に入り込むのが心地よかった。


主人公のマルジは女性蔑視、戦争の国(こんな簡単なものじゃないけど)
から親に薦められてウィーンに留学する。
友達や恋人ができるけど結局自分の居場所が見つからず
ホームレスのようになってしまい、イランに帰る。
その後、大学に行き、先生に反発し、結婚、離婚・・・
とさまざま体験をしていく。

ハッピーエンドでもなく、どちらかと言うと暗いまま終わってしまう。
これからもマルジには困難があるだろうな・・と思わせる感じで。

でも、見ていて気持ちが暗くならなかったのは
マルジが両親や祖母にとても愛されてたということ。
(特におばあちゃんがここと言うときにいつも気の利いたことを言ってくれる)
もし挫折を味わっても迎えてくれる人がいること。

シリアスだけど笑えるシーンはたくさんあった。
・ウィーンの下宿先の犬が、間抜けな表情して凄く可愛い
・恋人にふられた時、付き合ってた頃を思い出すんだけど、
回想シーンに出てくる恋人がめちゃくちゃぶさいくになってた。
(この面白シーンで笑ってる人はほとんどいなかった・・・涙)


それとマルジが困難から立ち向かうテーマソングが
サバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」!!
激しいイントロの後、外れた音で歌うマルジが可愛かった。

ロックが好きでヤミでカセットを買うんだけど
(街でおじさんがコートの中に隠して売ってる)
ジャイケル・マクソン(確かにこう言ってた・・・笑)
やビートルズを薦められるのだけど
マルジが選んだのはアイアン・メイデン!!

マルジとお母さんの吹き替えをしていたのが
カトリーヌ・ドヌーブとキアラ・マストロヤンニ親子。
フランス映画を見るよりフランス語がとても耳に残った。

もう一度見てみたいな。
今度はアニメーションをじっくり鑑賞したい。






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