青森の十和田に東北の伝統工芸を紹介している「ゆずりは」というお店があります。
店主の田中陽子さんのトークがなんばのギャラリーであると言うので行ってきました。
渋い着物が似合う素敵で上品で方です。
参加者は三人だけでしたのでマンツーマンのように話ができました。
展示されていたのは東北の着物が中心でしたが
さまざまな素材を使っているのに驚きました。
綿花のとれなかった東北では、紙を糸にして織っていました。
その紙は昔使っていた大福帳です。
細かく切ってこよりにして織り上げた帯です。
霜降のように見えるのが帳簿の墨の色です。
これって究極のリサイクルですよね。
それからぜんまいの先についてる綿毛と、水鳥の羽毛を一緒に紡いだ糸で
織った着物もありました。
ここで東北の着物を紹介しています。
話は田中さんの熱い思いが伝わって感動しました。
「ゆずりは」のHPに載っている田中さんの言葉です。
『厳しい気候風土に育まれてきた東北の手仕事は
“恵まれない条件の中で生み出される知恵と生きる力の尊さ”を
教えてくれました。このことは幾度となく私を支えてくれました。
手仕事には、知恵と工夫と作り手の魂が込められています。
その背景には、どんなに時代が変わっても変わることのない、人としての
“心・精神性”が奥深く厚く、宿っているという気がしてなりません。
手仕事はあと5年から10年とも言われています。
「どんなに美しい仕上げよりも、使われることに勝る仕上げはない」
作り手の言葉が甦ります。使い続けられなければ、作り続けることは叶いません。
高齢者化していく職人の中に若くして手仕事の世界に飛び込んだ人たちもいます。
東北の、日本の、大切な手仕事とその精神文化を微力ながら
広め伝え残していきたいと思うのです』
たくさんの反物を見せてもらいましたが
着物の知識がありませんので
もっと知っていればもっと楽しかっただろうな、と思いました。
手作りなので高価ですが手が届かない値段ではないと思います。
この作品達がもっともっと広まって欲しいと思いました。
続いて
心斎橋コムデギャルソン二階のスペース「Six」で
「森山大道写真展」を観ました。
展示会場には金網が張り巡らされて金網越しに写真を見るようになっています。
金網と言うと隔離されたマイナーなイメージがあります。
網にもたれながら見ると言うのは意外とほっとしました。
不思議と落ち着きました。
続いて
INAXギャラリーで「松浦武四郎と一畳敷展」を観ました。
全く知らなかった人ですが
明治時代の探検家だそうで
北海道の名付け親だそうです。
三つとも全く違うタイプの展示でした。
とても暑い日でしたが涼しいし静か…
こんな時はギャラリー巡りはいいと思います。
店主の田中陽子さんのトークがなんばのギャラリーであると言うので行ってきました。
渋い着物が似合う素敵で上品で方です。
参加者は三人だけでしたのでマンツーマンのように話ができました。
展示されていたのは東北の着物が中心でしたが
さまざまな素材を使っているのに驚きました。
綿花のとれなかった東北では、紙を糸にして織っていました。
その紙は昔使っていた大福帳です。
細かく切ってこよりにして織り上げた帯です。
霜降のように見えるのが帳簿の墨の色です。
これって究極のリサイクルですよね。
それからぜんまいの先についてる綿毛と、水鳥の羽毛を一緒に紡いだ糸で
織った着物もありました。
ここで東北の着物を紹介しています。
話は田中さんの熱い思いが伝わって感動しました。
「ゆずりは」のHPに載っている田中さんの言葉です。
『厳しい気候風土に育まれてきた東北の手仕事は
“恵まれない条件の中で生み出される知恵と生きる力の尊さ”を
教えてくれました。このことは幾度となく私を支えてくれました。
手仕事には、知恵と工夫と作り手の魂が込められています。
その背景には、どんなに時代が変わっても変わることのない、人としての
“心・精神性”が奥深く厚く、宿っているという気がしてなりません。
手仕事はあと5年から10年とも言われています。
「どんなに美しい仕上げよりも、使われることに勝る仕上げはない」
作り手の言葉が甦ります。使い続けられなければ、作り続けることは叶いません。
高齢者化していく職人の中に若くして手仕事の世界に飛び込んだ人たちもいます。
東北の、日本の、大切な手仕事とその精神文化を微力ながら
広め伝え残していきたいと思うのです』
たくさんの反物を見せてもらいましたが
着物の知識がありませんので
もっと知っていればもっと楽しかっただろうな、と思いました。
手作りなので高価ですが手が届かない値段ではないと思います。
この作品達がもっともっと広まって欲しいと思いました。
続いて
心斎橋コムデギャルソン二階のスペース「Six」で
「森山大道写真展」を観ました。
展示会場には金網が張り巡らされて金網越しに写真を見るようになっています。
金網と言うと隔離されたマイナーなイメージがあります。
網にもたれながら見ると言うのは意外とほっとしました。
不思議と落ち着きました。
続いて
INAXギャラリーで「松浦武四郎と一畳敷展」を観ました。
全く知らなかった人ですが
明治時代の探検家だそうで
北海道の名付け親だそうです。
三つとも全く違うタイプの展示でした。
とても暑い日でしたが涼しいし静か…
こんな時はギャラリー巡りはいいと思います。