やはり人は最期というものを薄々勘付いていたりするものなのかもしれない。
去年の函館での骨折
そろそろ止めろよ。という通知みたいなものだったのかもな
最後を八甲田で終わらせて
まだまだいけるって思ってシーズン終わって
今年は沢山雪が降って
沢山行けるって思った。
しかしそれも全て消えた。
終わって欲しくないが
このカテゴリーでの更新はこれが最期になるかもしれない。
来週は北海道を予定しているんだが
今のままではもう板を持って飛行機に乗ることはない。
とは言え
俺がまだ行っていない大きなスキー場は
中部よりも西を見なければ
残りは数えるくらいだった。
ところが
ここ数年で大きな変化が見られた。
インバウンドの影響もあって
リフト券がかなり高騰
それも一つあるが
それだけではなく
存続が危うくなってきたスキー場が
スキー専からボード解禁になるところが増えてきた。
今シーズンは変わらないけど来シーズンから
ボード解禁になりそうなスキー場は
今分かっているだけでも
ブランシュたかやまとか
藻岩山とか
この辺に行くことはきっとないかもな
そんな流れで去年だか一昨年だかから解禁になった白樺国際
行こうと思っていたんだけど
あれこれ予定が狂いまくって行けないでいた。
今は白樺国際と2IN1が共通でリフト券を出しているので
ネットで買って
白樺を一通り滑ったら2IN1に移動する予定で出発した。
佐久を超えた辺りから雪が激しくなって
まさかのパウデーだとは思わなかった。
この地域だから
カリカリのピステンバーンになると思っていた。
その方が膝にはマシかなって思っていたんだ。
白樺を2時間くらいやって移動しての2IN1で更に2時間出来れば
前回よりも進歩って思える、
そういうつもりだった。
とりあえず言えることは
どうしてスキー専だったんだろう?
別にコースがスキーに向いている。
志賀とか八方みたいな感じではない。
どちらかと言うとゴンドラ回しにするなら
いちいち脱ぐからスキーの方が嫌な気もするが
とにかく
予定通りに2時間、まではやってなかったかな
1時間ちょっとやって
ブーツ履いたまま板車に閉まって移動
最期の時が迫っていた。
2IN1はこのブログを始めた頃に行ったな、
それから事あるごとに冬の時期じゃない時期に行くことになったんだけど
まさかの最期がここになるとは・・・
いや、まだ諦めてはいけないのかもしれないが・・・
視界が悪かった。
以前に来たのが前過ぎて
どんなコースだったか完全に忘れていた。
ピステンのコース以外は入れない系だった。
3本くらい行ったかな
カーバーが好きそうな斜面に入ろうとした瞬間だった。
終わりは突然くるもんだ。
ほんの少しのギャップも
雪の塊も
ノーズが触れるだけで
膝にくる。
痛いという感覚に
途端に何も出来なくなる。
滑って降りることもかなり厳しい
ここで悟った。
もう無理だと
下までは降りたものの
車まで帰る事すらかなり厳しかった。
もう歩くのも厳しかった。
シーズンが終わった。
来週の北海道も早割のチケットも
全部飛んだ。
それどころか
もう二度とスキー場へは来ないのか・・・
全ての思いがのしかかった。
ただ単に寂しかった。
こんなあっけなく終わるものか。
とにかく、駐車場へ戻らないと
でも場所がよくわかっていなかった。
地図を見に行くのも一苦労だった、
どうやら一本リフトに乗れば帰れそうだった。
滑るのは無理でもリフトに乗るくらいならなんとかなる。
最後はワンフットで
とは言えほぼ右足重心で
なんとか車まで戻って
片付けも何もほとんどてきとー
ただ車に詰め込んで
スキー場を離脱した。
後になって気が付いた。
カードの保証金戻すの忘れて帰ってきた。