普段はタグなんか付けないけど
今日だけは付けるわ。
あちこちのニュースを見てて
どうしても気になったというか
書かずにいられなかったこと、
それは
今回の騒動で事あるごとに出てくるワード
打撃陣が弱いから補強しろや、とか
FAで出ていかれて金使わねーから弱いんだっていう
コメント、
それ違うから。マジで
少なくとも俺がLを好きで見ているのは
金で人を連れてこないところに惹かれているんであって
FAで出ていかれている経緯にしたって
全てが同じ理由じゃねーし
その都度その都度ケースが違うから
それを改善して今に至るわけで
それを一緒くたにされたくはねーって思うんだよな。
で、
まず今回の人事に関してだけど
ナベさんをもってくるのは最適としか言えない。
っていうか
やっぱりそれ以外に答えは無かったと思う。
今のメンツに何が必要だったのかということを
端的に言うと
イズムが入れられていないことが一番の問題だったわけで
それって何?っていうのを
具体的に書くと
プロ野球選手にとっての目標、目指すところは何ですか?
っていうところよ。
それは日本一になること
つまり、それは何かというと
日本シリーズに出て4勝することなんだよ。
それが一番の目的であり目標なんだよ、
そしてそれを得られた人間がある意味では本当の意味でのプロ野球選手であり
レジェンドなんだよ。
それが未達の人は言ってみれば残念だけどただのプロ野球選手で
野球選手の中では扱いはザコなんだよ。
そのくらいそれをしたかしないかって言うのは大きな差なんだよ。
そして更に言うなら
選手でそれを経験した人と指導者で経験した人、両方経験した人では
扱いが違うんだよ。
世間の人の評価を見れば明らかで
両方で経験した人と言えば
工藤さん、落合さん、岡田さん、秋山さん、王さん、原さん、長嶋さん。
パッと浮かぶだけでも早々たるメンバーだろ
そういう人たちが伝えること
それがイズムであって
優勝するプロセスを教えるっていうことが重要なんだよ。
過去から遡ってLって言うチームは
優勝経験が豊富だったんだ、
だからそのイズムはその時代時代で継承されてきた。
最近まではそう思っていた、
でも今は完全に寸断されてしまっているみたいだった。
残念だけど当時俺はこれも書いたが
辻さんにはそうなれなかった、
指導者として日本シリーズには行けなかった。
それは何故か、
それが
今のチームにある甘さというか緩いに繋がるのかもしれないが
その前の時代、
広島の緒方さんが監督をやっていた時にも
同じことを書いたと思うんだが
143試合はある意味じゃ予選、アイドリングみたいなもんなんだ。
本当の闘いは短期決戦に勝つことなんだ。
それを考えて戦っていないチームは永遠に優勝は出来ない。
リーグ優勝を獲るために一年間チームを作ってきた、
だから短期決戦でもチームをいじったりはしない。
こういう考えの人は日本一にはほぼ成れていない。
上で書いた二人が優勝を未経験なのはまさにコレ、
そして監督代理になるナベさんはその逆をやって日本一になっている。
つまり
上に並べたレジェンドと同じ経歴のある人
だから球団としては彼に頼むしかないとなったっていうのもあるんだろう。
しかし、これは余談だが
ナベさんはあの時、
シリーズ用に人選をいじったことで
次のシーズンからボロボロになったんだけどね。
つまり、そこまでの覚悟で獲りに行かないと日本一って簡単なもんじゃねーんだよってこと
その覚悟が
どう見てもあのチームには無いんだよね。
稼頭央さんが最後に指揮した2試合でも
その前でもそうだったけど
バントをしつこくさせていた。
これの意図は?
日本シリーズでバントのサイン出して3バントアウトになった。
ってなったら
終わるよね、
決めれる時に決めれないなんて
選手としては出ている資格ないんだよ。
上でも書いたけど
予選で出来ないことが決勝で出来るか?って話なんだよ。
逆算して戦っているんだよ、本気で狙っている人間はね。
いつでも日本シリーズだったら?って想定して戦っていたら
抜いたらダメだって判っている筈なんだよ。
そういうことを頭に浸透させるために
指導者は必要なんだよ。
キツく言うというよりは
理解させないとダメなんだよ。
でもそれは経験しないと実感しない奴が多いんだろうけど
自分が何をしないといけないのか
与えられた作戦は確実に遂行できなければ
必要ないんだよ。
自分はコレが苦手だからとか
これでやっていきたいんだ、じゃねーんだよ。
自分があてはめられたところで結果を出せないんじゃ要らないんだよ。
それが
今のチームがバラバラになった理由なんだろ。
チームデザインが出来ていないし
それをしっかり与えたらそれをキッチリ遂行するっていう意識を持ってない。
出来なかったら当時なら
罰金だの特守、特打当たり前にやっていたと思うよ。
要するに
難しい事じゃないんだから
身体が覚えるまで必死にやっていたんだよ。
だから強かったんだから
ここまで書けば解るだろうけど
選手を入れ替える必要なんかないんだよ。
むしろ入れ替えたって何も変わらないんだよ。
12球団、どこのチームでも
それなりに実力を持っていて秀でた力がある選手を獲ってきているんだ。
でも、イズムがない、好き勝手にやっている頭の人がやると
みんな出来ない選手になっちゃうんだよ。
何ができるのか、どうしたらいいのか
それをしっかり与えて自分からやるようにしてあげれば
勝手に選手は出来上がっていくもんなんだよ。
でもそのためには
好き勝手にやったら
ダメなんだって教えれないとダメなんだけどな。
それでFAの問題が絡んでいるのもあるんだけど
ライオンズのFAで出て行った初期の頃っていうと
清原とかが居るけど
清原は最初からGに行きたかったのを無理やりLに入れたから
本人の希望で出て行ったわけだし
行く先もGに決まっていたから
別に既定路線だったわけで
その中でしっかり何度も優勝もして素晴らしい成績を残して行ったんだよ。
Lではね。
そのあとのFAになっている選手っていうと
待遇に不満だった細川とか豊田コーチとか和田べんちゃんとか
その辺は
前GMの時代になるわけだけど
この人の査定が本当に選手には不評だったからなぁ
ある意味じゃほぼ選手とは喧嘩別れ、みたいなパターンになって
敵対関係になることがほとんどだった。
あの時代の後半に入ると親会社の乗っ取り騒動もあって
資金面も苦しくなっていて
さらに追い打ちをかけるように
現れた彼のおかげで更にFAが加速したわけだけど
そもそもがライオンズがFAをしなくなっている理由っていうのも
それに繋がるのもあるしね。
因みに西武がFAで獲った選手の一人はレジェンドなんだけどね。
現オリックス監督の中嶋さんだからね。
選手でも監督でも日本一経験者
そしてもう一人がこちらも選手では優勝経験者の
石井一久
西武にお友達を見つけに来ました。
という迷言と共に
楽天に選手を引き抜きをしに来た人
その流れがあってからの
ナベQのGM就任があって
FA騒動は結構収まったわけで
でもその後に出た、
森君と山川はまた別の理由なんだと俺は思っているけど
この二人は
ある意味では今回の騒動、というか
この育成問題にも関係しているんじゃないかなって思うんだよね。
この二人はファームの時に相当コーチにしごかれて
かなり根に持っていた節がある。
指導法としては
反骨心じゃないけど
結果を出して見返せ、みたいな指導だったんだと思うけど
だから
早い段階で
二人とも絶対FAして出て行ってやる、っていう目標があったんだと思う。
だから当然のようにFAしたし
引き留めるのも無理だろうと内部では思っていたんだと思う。
言ってみれば立派に育ったんだから
それはあながち間違いではないんだけど
球団としては大きな目で見れば損失になるよね、
絶対敵になるんだから・・・
そういうのもあって
強い指導っていうのをNGにしてしまったんじゃないのかなっていう
勘ぐる部分がある。
そのおかげで
自由奔放やりたい放題が起こり
誰も何も出来ないっていうことになったんだと思う。
少なくとも
俺が知っているこのチームは
他所から選手なんか採らなくても
しっかり育てて勝てる選手を作る事は出来る筈なんだ。
きちんとイズムを浸透させられればね。
でも、ちょいちょいブレる何が起こるから
上手く行かないんだろうね。
これも前から書いているけど
平尾さんどうしたかなぁ・・とかさ
身体能力は高いんだよ、
でもそういう人ってある意味じゃ
猛獣だったりするわけじゃん。
自分勝手やりだしたら
手つけられないでしょ。
育成って凄く重要だと思うんだよね。
ナベさんがやっても
やっぱりダメってなったら流石にもう打つ手なしになっちゃうのかもな
当時の選手にはきっちり響いていたんだろうけどな。
アーリーとかだって
自主的にやっていた筈だし、
そういうのが本来の強いチームの形だから
自主的に自分に足りないものを補っていくっていうのは
それはやっぱりゴールを知っているからなんだろうけどね。
結論としてはやっぱりそこなんだよね。
どうなりたいっていう目標地点が見えているかいないか