昨年の秋だったか、調律師さんから「そろそろ調律の時期になります…」というハガキを頂いていました。
けれども、わが家は建て直しの真っ最中。
実際には仮住まいに運ぶアップライトピアノだけ調律して貰い
、グランドピアノの方は預けたのでした。
仮住まいではリビングとキッチンと同じ部屋にピアノを置いたので、時々、母が通ったり、料理の匂いがする中でレッスンしたり…と、なかなか落ち着かなかったのですが、今はようやく元の住所に戻り、グランドピアノもめでたく戻って来たのでした
。
それから暫くは外構工事があったので調律は後回しになり、結局、引越して来てからひと月半経って調律という事になりました。
そろそろ梅雨の時期でしたから
、当日雨に当たらなければ良いな…と思っていましたが、この日は晴れて暑い位の気温になり…調律師さんが(雨の為に)あまり大変な思いをしなくて良かったです。
久しぶりの四方山話の後で早速ピアノに向かう調律師さん。
掃除の途中で、ピアノ内部からキリンのシールが1枚出て来ました。(笑)
以前のわが家では湿気が多く、それにピアノが慣れていたのですが、建て直し後は湿気が少ない中に置かれるようになったので「この先、ピアノの状態に変化があるでしょう…」という事。
響板が湿気の変化によって少し変形するという事で…つまり、いつもより早めに次の調律の必要が出て来るという事なのですね
。
新しい家の新しいピアノ室では
一応の防音もしてあり、ここでアップライトピアノを弾いてみた時、一番始めに感じたのは「音の響きが随分良くなった…」という事でした。
こうして新しい家でのグランドピアノの調律が完了しましたが
、今までモヤモヤしていた私の気持ちも整い、やっとピアノに向かう事が出来るようになりました。
やはりグランドピアノの音の整えが要で、大切だったなぁ…と今更ながら思わされています。