合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

美しい武道それが合気道《明月会ブログです》

Aikido 【日本合気道鴻心館 1/5】

2014年01月05日 | 鴻心館
☆平成26年1月5日(日)
【本日より通常通り】
・合気道、空手、杖道、学習塾は、本日より通常通りとなっています。

【鴻心館の海外展開】
・新聞、テレビなどでクールジャパンと最近よく聞きます。
鴻心館合気道でも海外に合気道を普及させるべく道場を
ヨーロッパあたりに作りたい。
と言いたいところですが、実は全くその逆です。
海外には関心がありますが、それは文化遺産を見に観光など
で行きたい国があるという程度のことで・・・
海外進出は全く頭にはありません。なぜ今海外に行かないと
いけないのか私にはその理由が全くわかりません。
本当に良いもの、学びたいものだと判断すれば、あちらから
来ればよい、外国から日本に来ればよいと思っています。
それが筋だと思います。またそうでないと正直モノにはならないと思います。
仮に私の処へ(合気道に)入門したとしても最低8年間腰をおちつけて
練習してもらわないといけません。
ただし8年間、外国人が熱心に合気道を学んだとしても、私は
合気技が本当に習得できるか、つまりモノになるという保証は
いたしかねます。そういうものです。
そういう事で日本で落ちつき、しっかりと合気道の探求をして
まいりたいと年頭にあたり考えています。

※戦後、合気道を初めてアメリカ(ハワイ)で紹介された理由は、
藤平光一先生の著書にありますから、何故に戦後というタイ
ミングで海外に、それもアメリカで広めようとしたか分かります。
それはさておき、
戦前の合気道事情は、誰でもかれでも植芝先生や他の先生にも気軽に
習えたというものではありませんでした。簡単に入門させていただけ
ないだけに、簡単にやめるという事もまずなかったのです。
私も経験ありますが、メールで「やめます。」と送ってこられた事も
一度、二度ではありません。その後顔もださずにお終い。これは極端な
例ですが、まぁそれも時代の風潮なのかもと諦めています。
しかしここ5年間はそういう人は不思議なくらいいないものです。
きちんと挨拶して道場を去っていきます。なにが違うのか理解しがたい
ですが・・・

【非幸せな日常でいい】
・以前、ある武道の先生がおっしゃっていました。
幸せな日常に感謝なんてしていたらダメです。
日常生活はそんなものではなくて、幸せな状況というのは
特殊でありそんなものに日々感謝するのは100年早いと・・・・
辛いのが当たり前、上手くいかん事のほうが殆ど、病気で苦しむ
金がない、人に裏切られ、騙されて、人間関係も上手くいかん・・・
これが人生やからなぁ
それが面白いところやけどなぁ・・・・
これは80歳前の大先生が仰ったのを
いつかの産経新聞最近の朝刊に「幸せな日常を大切にしたい」
という読者投稿をよんでいて思い出しました。
徳川家康も「人の一生は重荷を負うて、遠き道を行くがごとし
急ぐべからず 不自由を、常と思えば不足なし・・・」
との言葉を遺しています。
「永遠の0」の最後のほうのシーンでも夏八木勲が述べていました。
私たちが特別でなくて、あの時代一人一人に同じようなドラマ
があった・・・と
こんなセリフだったと思います。そんな苦労、苦しみを味わっても
面に出さずみんな普通に生きている・・・賢一郎役の夏八木勲が
淡々とそんなことを述べていました。

先ほどの、外国人が合気道が習いたければ日本に来ればいいという話も
そうですが、人間本気でやりたければ、どこであろうが行きます。
私はそれが人間だと思っています。
年老いた武道の先生が言われた真意もそこにあると思うのです。
飛行機に乗って極東の島国にくるという事実をさしていっているのではなくて
そう思う精神を失ってはいけないと教えてくれていたのだと考えます。
(この話には続きがあるので・明日にまた)






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