合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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合気道とは⑤ 《力抜きの基本は、実は・・・》

2020年04月15日 | 合気道
・力抜きの基本・



・動画では、女の子に(私の)手の平を上から押さえてもらっています。
たまたま、この時は女の子でしたが
誰にでも、同じ事ができます。
190㎝ 90㌔の生徒さんに抑えてもらっても同じです。
なんで?

氣の作用?
いやいや、そうではありません。

"氣"そのものは、物理的な作用をおこせません。
身体を媒介してでないと無理です。

氣で飛ばすのがあるじゃないか?
という方がいれば、私を実際に触れずに何メートルも飛ばしてみてください!!
私は、すくなくとも氣で相手を吹っ飛ばすということは出来ませんし
そもそもそんなことには興味がありません。
(※本当は、飛ばしているんじゃなくて、@@が自身の@で@@んでいるだけです。)
ですから全く、100%出鱈目とはいい難いんですが
武術としては私は興味がないというか、触れないだけです。

ただし、誤解を恐れずに申し上げると
相手が触れてくる刹那にムスビができれば
接触せずとも崩す(一体となった運動状態)ことは可能です。
これは、あまり世間では行われていないレアな技術ですから
多分実体験した方は極少数だと思います。

では、動画のような
腕の力だけで相手を跳ね飛ばさずに
別の力を使って押さえてくる、
また、
体重を預けてくる相手を跳ねのけることがどうして可能なのでしょうか?

それは、@@を使っているからです。
@@というのは、自分の身体のある部分です。

肩?  違います。
肘?  違います。
膝、足? 違います。
もちろん腕ではありませんし、腹筋でもありません。
氣ですか? 氣でももちろんありません。

しかし、ここを使わないと相手に物理的に
力を伝えられません(作用がおきない)。

やっぱり、「力」じゃないか?
そうです。

力です。でも
この力をだすのに、ひと工夫、ふた工夫必要だというだけです。
その工夫とは何かというと
ヒント的にいいますと、「意識を極めると」ということ。

それはタイミングだとか、
心理戦だとか、
子供だましではもちろんありません。
きちんとした生理学的な
人間として(物理的に)きちんとした力を発揮している源(親分がいる)が
だれにでもあります。
ただ使えないだけです。
昔のある人達は使えていました。
それは個人の工夫として無茶苦茶身体を酷使した結果として
結果、使えるようになったということです。

しかし、昔の武術家のような稽古の経過を辿らなくても
出来るようになります。
その指導をされている先生もおられると思います。
では、このテクニックが合気道の
何に役に立つのか?
それは
例えば、二教です。

二教を関節技として、
手でギュウギュウやるのは合気道ではありません。
手じゃなくて@@@@@で、そこが、こんがらがって
作用しているんです。

では、それを使っている人はいるのか?
います、
(ただし本人が意識してか無意識かは知りません。)
アスリートや武術家、陶芸家などの芸術家
クラシックバレエ
バイオリニストなどプロ音楽家など

テニスの錦織圭さん。
合気道達人の塩田剛三氏。

動画のような「力抜き」は、特殊な能力があるために
出来たんじゃないという事です。
私にもできることは、他の人にもできます。

オリンピックで金メダルをとるのとは
全く違いますから。





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