合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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イロイロ一教《その2》 (合気道鴻心館)

2018年04月15日 | 合気道
およそ4年ぶりに一教のことを書いてみます。

というのも、4年前に書いた"イロイロ一教"(一カ条)ブログのアクセス数が

コンスタントに日々ありますので

関心が高いのかと思いです。

さて
「一教」(腕おさえ)は

当会では入門すれば一か月以内に「一~五教の技」という単位の中で

練習をでやっています。

一教というのは、両手で相手(敵)の腕をとる技のことです。

腕といっても指先の末端から肩ぐちまでの範囲ですが

抑えるところは決まっています。

肘のちょっと上と手首から肩に向かう部分の二カ所となります。

はっきりといえることは、一教は腕を押えていますが、腕は腕でも腕じゃないところなんです。

何を言っているのか、書いているのか読まれている方は不思議

だと思いますが、

ここは秘伝とまではいきませんが「準秘伝レベル」でありますので

分かる人だけ「そうなんだよなー!」って思っていただければと思います。

塩田剛三氏が言っていますように、この技はパンチ処理にも応用が効きます。

つまり、突き技のような非接触の処理にでも

腕や身体の部分を掴まれる接触処理にも

その両方で使えるマルチディフェンステクニックともいえるのが「一教」のカラクリ

正体なんです。

また、介護支援テクニックとしても使われています。

それは"身体介護"にも応用が利くということです。

つまり相手のボディの核芯にまでも影響を及ぼすということを意味しています。

一教(一カ条)の習得には

身体操作、腕の角度や外形など淡々とをやっているだけでは効果は100ではありません。

かならず"氣の操作"が必要です。

感覚を覚えないと、その前に教えてもらう(掛けてもらう)ことが必然となります。

やっぱり意識操作・感覚に行きつきます。

武術は師を選ぶことが第一というのがその理由です。

感覚を言葉で伝えることは不可能なんです。

百聞は一見に如かず

一触は一見にしかず。ということです。









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