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合気道力抜きの基本(=武術のメカニクス)その06.武田氏・盛平翁の合気

2018年04月14日 | 合気道
「合気という力抜きの技」

それはどんなものなのかという

そう言ったことを念頭に追求している人はまだまだ少ないと

思います。時代がもう少し経てばわかりませんが

今はまだまだマニアックな世界ですし

なかなか広まっていき難い技術だと思います。

『感覚をともなって伝えないと伝わらないことと、教える先生は少数ですがおられますが

簡単には教えないということもあります』

なにより一番の理由は、映像や見ただけではわからない

つまり"超胡散臭く"みえるということでしょう。




では、その合気は武田惣角氏や植芝盛平翁「合気道開祖」はどうやって身に着けたのでしょうか?

武田氏の方は、お弟子さんや身内のひとが書き残したものだけでは判断できません。

私にはまったく分からないというのが本当のところです。

しかし植芝盛平翁の場合は

ちょっと違います。

藤平光一氏及びお弟子さん達の著書を順に読んでいきますと

植芝先生の合気の事がかなり解ります。

どうやつて合気(力抜き)の技術を

どこで感覚されて(体験されて)

どの時期にその秘密を分かられて

どうやって磨いていったのか

どう使っていたのかという仮説が見えてきます。

合気の際に感じるあの感覚をどうやって作っていたのかという核心がチラチラ見えます。

植芝先生はおそらく武田惣角氏から、投げられた際に

その感覚だけを強く記憶していて後に

その感覚の正体を、つまりからくりを出口王仁三郎氏との出会いの中で見出したのだと。

これは私の中で確信に近いものです。

おそらくそれが事実に近いんじゃないかと思います。

合気の技(力抜きの技)は、感覚を教えてもらわないと

それを体感させてもらえないと100%わかりません。

またそれだけではなくて、その感覚を創りだす方法を伝えてもらえないと絶対に無理です。

植芝盛平翁は、合気の感覚をどうやって作って使っていたかが

盛平翁が"ハワイ"に行かれた時のエピソードでみられました。

藤平光一先生の著書のなかにそのヒントがはっきりと記されてあります。


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