・佐川幸義氏という合気の達人がいました。
この人の言葉を弟子の木村氏は述べています。
私の探求中の合気技に似ているのでここに抜粋します。すべては「神業の合気」の引用です。
緑の文章は私のコメントです。
≪木村氏≫
ただこういうことはいえます。つまり合気を体験すると、本当にいいやられ方を体感することになる、ということです。そうするとそれ以外のものには不快感を覚えるようになる。無理な感じが伝わってきて、受け付けない体になっちゃうんです。
P48
武田先生は(合気で)力を抜いてからふつうの技をかけたと佐川先生はおっしゃっていたんです・・・
※武田先生とは武田惣角のこと
※つまり力技に対処する初動に合気を使ってから一教などの技にもっていくということ。
合気がなければ力でもっていくしかないということ(ちよっと語弊あるかも)。
P55
兄貴(佐川先生)が言うには、女の人の体というのは餅のように粘りがあって、くっつける合気の練習をするのに都合がいいんだ、ということでしたね。
柔らかいので関節技が効きにくい。それと男だとすぐ手が外れてしまうのが女性だとなかなか外れないそうなんです。だから相手に離させないようにするにはどうすればよいか、という研究にはもってこいだと。
P37木村
口でいくら教えようとしても、難しい面もある。同じ言葉で説明しても、個々人が自分の経験などにより想像あるいは判断してこうだと受けとるわけですから、解釈する体系の元がなかったり間違っていたりすると、いくら言葉でいっても理解できない、想像がつかないんです。言葉ってある意味ものすごく不便な伝達手段でね、特に武術体験というのは、言葉でいい表せない部分がすごく大きいですから。
実際に技を受ける以外ないんです。
P30
木村氏
佐川先生は合気に関しては決してそのものズバリを教えないのです。合気という核心があって、その周辺の技術それもかなり核心部分に近いところまでを教えるんです。つまりそこまで教えて、果たして核心部分を掴めるかどうかを見るわけです。それを掴めない人には教えてもダメだという考えなのです。
一元、二元という段階を設けて、そこで素質や熱意を認められた者が先に進むようになっているのもそのためです。
P26
木村氏
佐川宗範との出会い
…それで手紙を出して訪ねて行ったのです。道場では応接間に通されたのですが、あの当時の私は佐川先生がそんなに偉大な人だとは知らなかったものですから、佐川先生の前で、それまで自分がやってきた合気道の話とか、植芝盛平は凄かった、なんて話をとうとうとしたんですよ。今から考えると冷汗ものですけど。そうしたら先生がソファに腰掛けたまま『両手を抑えてみなさい』とおっしゃるから、言われた通りに上から両手を抑えつけたんです。当時先生は76歳位だったから、私がやっていた合気道の常識から言えば、そんな老人を本気で抑えたら何も出来るはずがないと思って、軽く抑えたら『それしか力がないのか 、情けない奴だなあ。本気で抑えてみろ』と言われまして、そこまで言うならと思いっきり抑えたんです。そしたら何が何だかわからないうちに後ろに飛ばされましてね。普通、上からがっちりと抑えたらどうやっても力がぶつかるものですけど、そういうものが何もなくても、一瞬で崩されたんですよ。
※佐川氏のものは現実に受けをとったことがないので分かりませんが
私がたまに道場でやっている、私は正座して、私の片手を相手に両手で抑えさせて持ちあげる合気とよくにているなぁと思いました。
≪下の動画参照ください≫この技もまだまだ磨きをかけていけます。
ソフト合気テクニック(相手の体重を無力化する) その6
P17
『武田先生は決して手取り足取りして教えることはなかった。これが合気だと言ってやってみせるだけだった。私はそこに何か理屈があるはずだと思って考えていった。だから、私は武田先生から全てを学んだということよりも、合気を掴むことが出来たことが一番大切なことだと思う』と佐川宗範は語っている。
※合気は、いろいろ言われていますが核心のところが世に出て行くには
まだまだ時間がかかります。
50年くらい先かもしれませんし、もうすぐかも誰にもわかりません。
要は、できる先生を探して教えてもらう事ですね。
ただし
カンタンには教えてくれないと思います。
こちらも同じです。
この人の言葉を弟子の木村氏は述べています。
私の探求中の合気技に似ているのでここに抜粋します。すべては「神業の合気」の引用です。
緑の文章は私のコメントです。
≪木村氏≫
ただこういうことはいえます。つまり合気を体験すると、本当にいいやられ方を体感することになる、ということです。そうするとそれ以外のものには不快感を覚えるようになる。無理な感じが伝わってきて、受け付けない体になっちゃうんです。
P48
武田先生は(合気で)力を抜いてからふつうの技をかけたと佐川先生はおっしゃっていたんです・・・
※武田先生とは武田惣角のこと
※つまり力技に対処する初動に合気を使ってから一教などの技にもっていくということ。
合気がなければ力でもっていくしかないということ(ちよっと語弊あるかも)。
P55
兄貴(佐川先生)が言うには、女の人の体というのは餅のように粘りがあって、くっつける合気の練習をするのに都合がいいんだ、ということでしたね。
柔らかいので関節技が効きにくい。それと男だとすぐ手が外れてしまうのが女性だとなかなか外れないそうなんです。だから相手に離させないようにするにはどうすればよいか、という研究にはもってこいだと。
P37木村
口でいくら教えようとしても、難しい面もある。同じ言葉で説明しても、個々人が自分の経験などにより想像あるいは判断してこうだと受けとるわけですから、解釈する体系の元がなかったり間違っていたりすると、いくら言葉でいっても理解できない、想像がつかないんです。言葉ってある意味ものすごく不便な伝達手段でね、特に武術体験というのは、言葉でいい表せない部分がすごく大きいですから。
実際に技を受ける以外ないんです。
P30
木村氏
佐川先生は合気に関しては決してそのものズバリを教えないのです。合気という核心があって、その周辺の技術それもかなり核心部分に近いところまでを教えるんです。つまりそこまで教えて、果たして核心部分を掴めるかどうかを見るわけです。それを掴めない人には教えてもダメだという考えなのです。
一元、二元という段階を設けて、そこで素質や熱意を認められた者が先に進むようになっているのもそのためです。
P26
木村氏
佐川宗範との出会い
…それで手紙を出して訪ねて行ったのです。道場では応接間に通されたのですが、あの当時の私は佐川先生がそんなに偉大な人だとは知らなかったものですから、佐川先生の前で、それまで自分がやってきた合気道の話とか、植芝盛平は凄かった、なんて話をとうとうとしたんですよ。今から考えると冷汗ものですけど。そうしたら先生がソファに腰掛けたまま『両手を抑えてみなさい』とおっしゃるから、言われた通りに上から両手を抑えつけたんです。当時先生は76歳位だったから、私がやっていた合気道の常識から言えば、そんな老人を本気で抑えたら何も出来るはずがないと思って、軽く抑えたら『それしか力がないのか 、情けない奴だなあ。本気で抑えてみろ』と言われまして、そこまで言うならと思いっきり抑えたんです。そしたら何が何だかわからないうちに後ろに飛ばされましてね。普通、上からがっちりと抑えたらどうやっても力がぶつかるものですけど、そういうものが何もなくても、一瞬で崩されたんですよ。
※佐川氏のものは現実に受けをとったことがないので分かりませんが
私がたまに道場でやっている、私は正座して、私の片手を相手に両手で抑えさせて持ちあげる合気とよくにているなぁと思いました。
≪下の動画参照ください≫この技もまだまだ磨きをかけていけます。
ソフト合気テクニック(相手の体重を無力化する) その6
P17
『武田先生は決して手取り足取りして教えることはなかった。これが合気だと言ってやってみせるだけだった。私はそこに何か理屈があるはずだと思って考えていった。だから、私は武田先生から全てを学んだということよりも、合気を掴むことが出来たことが一番大切なことだと思う』と佐川宗範は語っている。
※合気は、いろいろ言われていますが核心のところが世に出て行くには
まだまだ時間がかかります。
50年くらい先かもしれませんし、もうすぐかも誰にもわかりません。
要は、できる先生を探して教えてもらう事ですね。
ただし
カンタンには教えてくれないと思います。
こちらも同じです。