◇肩取り一教◇1/4スロー再生 奉納演武より
◇美しい武道それが合気道◇
というキャッチコピーをこのお正月に思いついて使っています。
突然、頭の中にでてきたフレーズなんですが
妙に気に入って使いだしました。
美しいと言えば
姿勢も気になります。
クラシックバレエの蘆田ひろみさんの書いた本にありましたが
「姿勢研究会」なる全国的な組織が実際にあったらしくて
学校教諭、剣道の先生、医師、家具設計士なんかのメンバーで10年ほど続いたのち
合意のないまま解散になったそうです。
姿勢の正しい定義というのは実はありません。
美しい姿勢って?
正しい姿勢って?
と外形のすがた形を求めたところで
アライメント(体の中心となる軸)をまっすぐにするとか
背中をまっすぐにとか言われていますが
どうも何かが足らない気がしてならなかったのですが
私なりの答えとして
"美しい姿勢"というのはボディの形だけではありません。
九密の5番目の「氣2」が教えてくれます。
「氣が出ている」という事です。
その際にその人の姿勢はもちろん大切ですが
「目」が輝いているのがポイントです。
発展途上国の路上で立っている子ども
目の輝きがある子は、姿勢も美しく感じます。
目に代表される顔の表情が輝いていれば、その人の姿勢も美しく見えると
私はそう思います。
いくら背中がまっすぐでも
死んだ目や輝きを失った目をしている人の姿勢は美しいとは感じられません。
そういう事です、姿勢って。
合気道の型も美しいですが、それは気が出ているからでしょうね。