なぜ力ずくで来る相手は倒し難いのか? No.2 《堺市合気道鴻心館》

本日は、和歌山県は午前9時時点で
大雨警報が出ていて学校勤務はなく自宅でいろいろ雑務を片づけています。
さて、
このテーマは、武術・武道を長年探求されている指導レベルのひとであれば
ちょっと考えれば
武術のテーマとしては必要のないことなんです。
といっても、しかしながら
相手を崩す・意識を向けてもらうということに関しては
武術だけのことにとどまらず、

悪さをした子どもに「だめでしょ!」と注意する時
授業(学校における)で生徒がざわざわしたさい、授業の流れにひき戻す際
合気道の生徒(大人)に聞いて欲しい説明時
にも関係がおおいにあることです。
合気道での
相手に技を掛ける(四方投げなど)
相手に技を出す(パンチ等)
相手を刺す(ナイフディフェンス等) 胸突き
それぞれに共通なことがあります。

それは相手の重心です。
相手の重心の問題であることは間違いありません。
だれもが分かることで、それは地球に住んでいて
そこでは力が働いていて、その力からは絶対に逃れられないためです。
それは「重力」。

二本足で立っている人が
重心を失うという事は、実は大変なことです。
その大変なことを相手に対して作りだして
そのテクニックで作った瞬間(実際にはコンマ何秒後)に何かをすることを
「隙をつくとか」
「技を出す」となります。

重心は、合気道の原則でも3番目にくる重要な意識キーワードとなります。
でも、
悪さをした子どもに「だめでしょ!」と注意する時
重心はなんと関係してくるのか?
そんな重心なんか関係ないでしょ。という思いはあると思います。
しかし関係がしっかりとあります。
「意識」が深く関わっているからです。重心と。

さて、重心に意識が関わってくるということを
分かれば、そこから相手を崩しにかかるという戦術に行けます。
そしたら、
身体操作もそういうものになります。
ということは
身体操作とは意識と結びついていると分かります。
つまり何を意識して動いているかということに尽きるという事です。