合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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内弟子.7

2016年11月22日 | 合気道


・⇧ 写真は、祖父の鍛冶場(和歌山県海南市井田 ※現在はありません)

 鍛冶屋の入口入ってすぐ左側に写真のような作業場がありました。

 桶には水がありますが、これは焼き入れなどに使う水です。

 師弟関係には(その家族をも含めて)連帯感があります。

 何とかいう社会学者も・・人間にとって一番大切なものは"連帯"だと述べています。

 親方は、権威あり、絶対の存在でした。
 もっとも私の物心ついた時期には、祖父もだいぶと優しくなったと
 母は言っていましたが

 キリスト圏では、神が絶対の存在であるのとまあ似ています。

 ただ神のように人間は万能ではないので、そういう意味では絶対の存在では
 ないと思います。

 今の日本には、絶対な権威をもつものが残念ながら失われています。

 父の権威、教師の権威(教育の場)などでは特にだと思います。

 弟子は、親方の「だめなものはダメだ」と理屈抜きに

 教えられます。

 鍛冶の技を習得するのにまずは理屈はいりません。

 ごちゃごちゃ言うものは家に帰りなさいの世界です。

 しかしながら、合気道などでは、

 私は言葉で教えるということを軽く見ていません。

 言葉で丁寧に、相手を観て教えないと

 誰も習いに来てくれません。

 亡き祖父のような教え方では

 特別な世界をのぞいては成り立たないのが実情です。



 続く・・・

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