合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

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今年稽古をへてー感じるところ【最終回】 平成28年12月31日

2016年12月31日 | 合気道
2017年12月31日

・伸びる人

 25歳より教える仕事をしてきて、何事においても伸びる
 人というもの
 公式があると思います。

 一つには、「取り組みが丁寧な人」

 一つには、「真面目な人」

 一つには、「チャレンジャー」

 最後に「諦めない人」。

 最後の「あきらめない」というのは結局、継続をするむずかしさです。

 例えば、メモるということも一つです。

 メモをとることの重要性の認識。

 それは

 やっている人にとっては当たり前だと思います。

 今年は、機会あるごとにメモをしましょうと言ってきました。

 稽古が終わってから稽古日誌をつけるも同じです。

 メモルことを継続できていない人がいれば以下のような方法で

 新年よりやってみてください。

 ・点数方式ーメモ術

  過去10日間の練習で

  稽古日記をきちんと書いている日 ⇒ ⇒ ⇒ 「1点」

  書かなかった日   ⇒ ⇒ ⇒ 「0点」

  まとめ書きしたりした日 ⇒ ⇒ ⇒ 「0.5点」

  2、3行程度のメモの日 ⇒ ⇒ ⇒ 「0.3点」

 10日(回)の稽古で合計をしてください。

 【評価】10日(回)の合計が

  9点以上は、「優秀」な練習生です。

  6点以上9点未満は、「良」です。

  6点未満は、「可」で要注意です。

  0点は、論外。


  
0点の人は、これから先続けたとしても何ともなりにくい人です。

はっきり言って「何とかはならない練習生」です。

日記をつける、稽古日誌をつけるというのは

とてもしんどいです。でも必ず上達できます。

「続けてやれる」というのは才能の一つだと思います。

・合気道の稽古とは

合気道の稽古とは、技の練習をする事だけではありません。

スポーツ(テニスなど)の練習でも、試合形式の練習をするだけではありません。

武道としての合気道の稽古は、

「礼節を知る」

「少年部における"言葉遣い"」

「人格の向上を図る」

「合気道ができる柔軟な身体作り、体力の維持や向上」 

「人とは何か」を知る

 などということも大切な勉強、修行です。

 ところで、合気道ができない(少し語弊がありますが)

 練習生は、

 「言葉遣い」「挨拶」もできない。苦手

 「身体がいつまでたっても硬い」

 「人の事ばかり気にしている」

 「型をいつまでたっても理解していない、形がとれない」

  
 合気道ができる人とは、何かしら持続的な努力を続けています。

 運足しかり、杖技練習しかり、型のイメトレしかりです。

 黒帯になれないのは、努力を持続する意志がまず弱い人です。

 時間がかかってもコツコツと諦めず

 人との競争もなく黙々とやり続けていけば

「やればできる」や「やればできた」

 という到達点が確実に訪れます。
  
・接触のしかた&持ち方について

合気道における接触

相手の手、手首、肩、腕、顔などの取り方(持ち方・触り方)は実は細かく学ぶ必要があります。

「そんなことは、気にしたこともないよ。」

「持ち方? たいした差なんてないんじゃない。」

「みんな同じだろ」

いえいえ、持ち方、接触の仕方はとても大切です。

身体障害者・病人を車椅子に移乗などの介助でも重要なように

合気道に限らずどんな分野でも

相手に接触するあらゆるものごとにおいておろそかに出来ないものです。

基本は以下写真です。

MP関節だけを曲げて、あと残す(PIPとDIP関節)関節は曲げない

そして力みもない状態です。




 
⇩ この写真の手はダメな場合。



直上の写真、手指の関節を全部曲げた状態は何事もNGです。

相手を掴む時も、もちろん論外です。

【図A.】


【図B.】




 図A.は、人差し指を中心に使います。

これは鴻心館では「片手取り両手持ち呼吸投げ」、「正面打ち呼吸投げ」

などの中で

相手の顔に当てている手の形です。

 図B.は中指と薬指を使います。

これは、私は肩取り4種型の中でつかっています。

また、親指とほかの指のどれかなどを

力を与えたいと感じた方向や目的によって使います。

初心の場合はともかく

頭ではなく、感じ(フィーリング)で使い分けています。

その感じは触れている面の接触圧とかだと思われるかもしれませんが

正確にはそうじゃありません。

言葉で説明は難しく

いうなれば、皮膚や皮下組織なんかの表面だけを持てばいいというのとも違います。

表面だけで持って相手を動かすのでは

こちらの意識が上手く相手に伝わりません。

このように書けば複雑で難しく思われますが

実際はほとんど意識していません。

幾つかのポイントがあり、あとは意識してやっているわけでは無いからです。

もちろん、相手の腕や肘をとるとき、いろいろ

試したりすることは大切なことですが、

上級者であれば

感じたまま手を使っているというのが本当のところです。


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