合気道鴻心館《明月会》Meigetsukai

美しい武道それが合気道《明月会ブログです》

Aikido 【3月28日(金)】堺市の合気道場鴻心館

2014年03月28日 | 鴻心館
☆平成26年3月28日(金)
こちらは堺市の合気道場鴻心館です。

・定位置で技を創り、磨く
 鴻心館では、技を創るのは全て定位置。
つまり足腰を力強く固定して行っています。
四方投げもそう、小手返しもそうですし、一教~五教、呼吸投げも全て
といっていいです。

 腰から下の部分を私たちも土台と言っています。

 私たちも・・というのは私がそれを空手流派から学んだのでそう表現しています。
 技は形で創るもの。形をとる(トレース)というのは実はものすごく難しいことです。
たいていの人はここでつまずいているし、勘違いをしています。
何がむずかしいのかといえば「意識」というか心がけです。

 形をまねて自分の実にするためには、素直に形の理解とともにその形を正確にとら
ないと駄目です。しかしほとんどの人は自分の身体の癖(クセ)を抱き合わせたまま
その形を取ろうとします。
 つまり純粋に形をとれずに、自分の個性の上に形を重ねてしまうということが起こります。

素直に形を体(=ココロ≒意識)にしみこませばいいものです。
指導する私もここを最近気をつけて教えています(ただいま反省しています)

 定位置というのは固着だ
 動かないというのは固着です。
「いのちの歴史」の物語 という書があります。
この書は数年前に手に入れてから、今まで私のバイブル的なモノとなっています。
合気を考えるときでも常にといってもいいくらいこの書に訪ねています。

合気道、空手道、杖道は今を見ているだけでは決して真の理解、到達はできないと思います。
なぜなら、できてきた(誕生してきた)過程があるからで、
たとえば合気道の胸突き小手返し
(鴻心館では基本型に含む)は現代の薄着のまま理解しても、理解に苦しむステップを踏んでいます。
あれも合気道→柔術→江戸以前の合戦までさかのぼって考えれば理解できるものです。
私が道場で話をしているでしょう・・・前進後進運動は何なのかという。


実は人間の誕生、哺乳類の誕生、魚類、地球の誕生までさかのぼって
今ある地点、現代の人間のたち位置がなんなのかを指し示してくれる書
それが「いのちの歴史の物語」現代社白鳳選書でした。
私にとっての事ですから、皆様にこの書を薦めているわけでは決してありません。


 固着して技を覚えるというのは実は足腰の力が本来(ある程度)ないときちんとした
技は身につかないといえると思います。
(どの程度のモノを身につけるのかにもよりますが)
なぜかは考えれは簡単、答えはすぐでます、ですから興味が少しでもあれば考えてみてください。

 横面打ち四方投げの型のなかで四方投げという技を覚えるのは無理です。
初めからそれをやれば自滅してしまいます。
私とは違った意見もあって当然ですから
「そんなことはない」という方もあるでしょうけれど

鴻心館では、私のところでは技は定位置からスタートするというのが大原則です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。