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神戸三宮は非常に魅力的な街ですが、戦後間もない頃は何が起こるか分からない怖いものがあったそうです。
いい歳をして、私は古き良き(?)ちょっと危険な三宮の裏通りが大好きでした。ただし、今は駅近くをウロウロするだけですが。
今日は昭和の思影を残す大好きな古本屋さんで購入した古本を紹介します。
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雑誌『赤い鳥』と手塚治虫『火の鳥』。
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『赤い鳥』は昭和2年6月号。複製だったとしても戦火を潜り抜けた内容で、胸がときめく思いがしました。
今はもう会う事が出来ない血縁が住んだ神戸の街にはノスタルジックな憧れがあります。
大震災やコロナ禍を潜り抜けて、神戸もおっとりとした異国情緒たっぷりの街と言うだけにはなれません。
が、この『赤い鳥』をパラパラ捲ると別世界になります。かって、この街でどんな子(?)がこの本を読んだのでしょうか?
戦争の足音は密かで、その頃の子供の世界はとっても無邪気だった気がします。
何より取り囲む自然がとっても豊かだったですね。桐の畑の蝉の声、汽車、草いきれ、短い文章の中に失われた風景が息づいていて眩しい気がします。
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もう一冊の『火の鳥』は未読だった『ヤマト編』と『宇宙編』です。
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もう一冊の『火の鳥』は未読だった『ヤマト編』と『宇宙編』です。
晩年の手塚治虫の想いが籠った作品だと感じます。
「宇宙は輪廻転生である。人はいつかは死ぬが又生まれ変わり、又出会いと別れを繰り返す」
と言う諦観を持ってないとやり切れない(特に高齢者は)世の中ですが、この二篇を読むと、そんな諦観がいかに甘いか身にしみます。
多感かつ鋭敏な手塚治虫さんの青春時代はまさに戦争一色だったのですね。理不尽な戦いにボロボロになった敗戦下の日本人は、もっと理不尽だと感じたのでないでしょうか?
全然違う時代を描いた二つの物語は、それぞれかなり残酷な内容です。
「生きる目的を持っていたのに、外部の圧力によって中途半端なまま若くして死ななければならなかった人」
「いい加減辛いこの世から去りたいのに永遠に生きる諚を持った人」
どちらも想像を絶する苦痛だと思いますが、そんな人物が主人公の物語でありました。
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「おまけ」に健康食のお話です。
私最近玄米食にしてます。
通販の米(農家直販)で精米も玄米も扱って、ほとんど農薬使っていない安全性に惹かれて10kg購入しました。
精米だと1〜2か月しか味が保ちませんが、玄米は1年保つそうです。
そこで精米と玄米をブレンドして2:1の割合で炊いてご飯にしました。お陰でとてもお通じの具合が宜しいです。
写真は上が炊く前の玄米だけ。下がブレンドして炊いたご飯です。
ただし、よく研ぐ事と、浸水時間を長くする事(私は2時間)、スピード炊飯にしない事、よく噛んで食べる事、をしないと玄米は硬いのでお腹を壊す事があります。又食感が合わない人がいるかも知れません。
幸い私はとてもヘルシーだと感じます。
医食同源と言います。美味しく食べて、生きている内は健康でいたいです(無理です^_^)ね❣️