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読書の森

野に咲く花はどこへ行った?

ブロ友さんのblog も色とりどりのお花がいっぱい。
5月は豊かな花の季節です。誰もが名前を知る花と違い、名も知らぬ(私がです)野に咲く花々も咲き乱れております。


良い気持ちになった私の脳裏に蘇ったのは、遥か昔のフォークソングです。


『花はどこへ行った』類似の歌はかなりありますが、これはベトナム戦争最中(1960年代)米国で生まれた、れっきとした反戦歌なのです。
最初アメリカの若者の間で広まり、やがて世界的にヒットしたのです。
ピーター&マリーの歌が有名ですね、日本では加藤登紀子、倍賞千恵子がカバーしてます。
ご存知の方は、私と同じくかなり古〜い方なのでしょう?


日本語版の歌詞
「野に咲く花は清らか 
 野に咲く花は少女の胸に
 そっと優しく抱かれる」

この可憐な乙女が若者に恋をします。二人の間に淡い恋が心が芽生えた時、国に戦争が勃発してしまうのです。
二人が生まれた御国の為に若者は勇気を奮って戦線に赴くのであります。

しかし、
「戦い終わり どこへ行く
 戦い終わり 静かに
 戦い終わり 土に眠る
 安らかな眠りにつく」
と最後の歌詞に記されてます。

戦いが終わって再び野の花が咲こうと若者は二度と帰って来ないのです。
安らかに眠りにつくより帰ってきて欲しい、と少女は叫びたい思いだったでしょう。

「何故愚かな戦争を人は続けていくのでしょう!
いつまで繰り返せば人は気が済むのでしょう!」
そんな思いを込めてこの歌が作られたと聞きます。

あれから、半世紀経った今もずっと残酷な戦いが続いています。
どんな理屈も理論も要らないです。
止めていただきたいだけ。


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