読書の森

深大寺のなんじゃもんじゃ



同じ事ばかり言うが、見知らぬ街や見知らぬ場所をぽわぽわ歩くのが昔から大好きである。
といっても、母の介護は病んだ脚にかなりの負担をかけて、遠出すると後が怖い。
歩けなくなったらどうしようかと思うし、お財布事情も厳しくて、最近遠出は自粛していた。

しかし、行きたい虫はウズウズしてきて、昨日一日がかりで調布の深大寺へ出かけた。
半世紀位前に学校友達と行った、天平時代に創建された古刹は、昔のままの姿で迎えてくれた。
嘘みたいだった。

良いお日和というにはちょっと日差しはきつかったが、参詣する人の顔は長閑で優しかった。
珍しい木々が茂り、清水が流れ、美味しいそばがあって、憂き世を忘れる空間である。

しかし、帰宅途中や家に帰ってからは大変である。
ガタピシとする身体を宥めて、家事をして床に就いた。
自分の心と身体ではもうきっと、こういう遠出は出来ないのだろうなと思う。

それでも、夢見るのが「何処か遠くへ行きたい」のだから、困る。



















「なんじゃもんじゃ」とはモクセイ科の大きな立派な木である。
「なんだろう。この立派な木は? なんじゃな?こういうもんじゃ」とか昔の人が言ったところから、名前がついたとか。
深大寺のこの木も有名である。
ほっと一息ぬけて、良い加減の名前だと思う。
この寺で会った人は、そういう意味で古刹を鼻にかけることもなく、昔めいて優しかった。

以前訪れた時、気付かなかった句碑が至る所に点在していた。
その中で
「菩提樹や 生涯尽きぬ 寺清水」石坂泉泣子
が印象に残った。

尚、深大寺は駅から徒歩ではいけません。
バスを利用される方が一番多いようです。
京王線の「調布」、「つつじが丘」、中央線「三鷹」、「吉祥寺」から深大寺行きのバスが出てます。
その内、つつじが丘行きが本数も多く乗る時間は短いです。

そもそも、深大寺の開祖からして恋愛成就の感謝を込めて建立した寺です。
縁結びのパワースポットになっているそうですよ。

もう一度だけ行ってお願いしてこようかな(?)

読んでいただき心から感謝です。ポツンと押してもらえばもっと感謝です❣️

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