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読書の森

手塚治虫『豚のセレナーデ』

手塚治虫先生の作品には、びっくりする程未来を先取りしたモノが多いです♪

『ブタのセレナーデ』はその中で最も恐ろしいモノ。ただし絶対有り得ない事です。
非常に面白いブラックユーモア(ホラー)だと思います。

今日は一旦削除したこの作品を再び登場させたい、と決心(?)しました。
(この作品は手塚治虫名作集に載ってました)

人は良いけどあまりデキの良くないゴスケ君、草深い田舎で母と二人で貧乏だけど平和に暮らしてた。
しかし、その母に先立たれて、仕事も金もないおまけに畑仕事の嫌いな彼は、金を儲けて有名になりたいと痛切に思う。
そこで上京して当時人気の漫画家になる決心をしたのだった
その時、唯一の家族の飼っていたブタ君も連れて行く。

1970年代初めの東京だが、今と同様シビアである事に変わりなかった。
さんざん痛い目に遭った挙句、豚の他何もない、一文無しとなる。

それでも人目を引こうと、高いビルの屋上でパフォーマンスをして名を挙げようとする。
が、ドジな彼は身体を吊るつもりが首をつってしまうのだった。

そこを救った(?)名医のトモエ博士。
彼の命をとりとめた上に、人類初の実験をしてしまった。
つまり昔の人間魚雷みたいに彼の身体に核爆弾を仕込んでしまったのだ!
彼の腹部をやたらと刺激すると、、、核爆弾が作動する事になる訳。

このトンデモニュースは瞬く間に世界中に広まった。
テレビは彼の顔写真を流して注意を喚起し出す。

能天気な彼は「やっとテレビに出られた」と喜ぶがそんな話と違う、ようだ。


政府要人宅に招かれて非常に慇懃に扱われ、豊かな生活の保障をされる。

が全然自由のない未来なのだ^ ^
「バカにするな!」怒りが爆発。逃げ出した彼。


ようよう知らない街角に逃げついた時、優しい若い女性に出会った。

彼女は彼を「悪い人じゃない」と信じて自分のアパートに招くのだった。

が、又も金の亡者のヤクザにつかまる。

彼の身体に施された手術を知った国々は、彼を新型の人間兵器と誤解してしまった。是非とも貴重な新型核兵器を入手したい。

そして彼を追い回すのだった。


またしても命からがら逃げ回った彼。辿り着いた彼女の家は、取るに足りない貧しいアパートで、死角になってて誰も気付かない。
二人は二人だけの小さな幸せを得たいだけだから。

そしてあまりの激しい逃亡劇に疲れ果てた豚君は命を落としたのだ。
お金のない二人は可哀想な豚君のお肉を夜のご馳走にしようと相談する。

ところが、、気まぐれなトモエ博士は豚のお腹に新型核爆弾を入れていたのだった。

そして、後はご想像にお任せします。

追記:拙blogの読者の方々いつもありがとうございます。残念ですがセキュリティ強化の為しばらく休ませていただきます。

ヒット数に比べてフォロワーの数が少ないと誰かさんが指摘してくださいました。
又コメントを制限してる訳でもないのに、せっかくコメントしてくださった方への返事がきちんと届きません。
(私の操作ミスではないみたい)
限られた人数のフォロワーさんの方が居心地良いし、皆さん大好きなんですが。

つまり、、、ずっとどなたかに乗っ取られてネットの行動制限されてるのですね。その為にネット生活が非常に不自由な形になってます。仕事も出来ません。応募も出来ないです。
悔しくて仕方ないです。
生きてる内に乗っ取り犯人(?)探ししたいですね。

どうか又いつの日か元気に皆様とお会いできますように!
お元気ででね!






読んでいただき心から感謝します。 宜しければポツンと押して下さいませ❣️

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