ただしそれは知識人の話題であって、いつの時代も庶民にとって一番大切なのは暮らしの話です。
昭和19年暮れに東南海大地震(被害は多大なるも戦中にて程度不明)が襲い、20年9月枕崎台風(死者推定2000名以上)上陸、お米が大凶作の年です。
戦争で疲弊し切った庶民に、襲い掛かった理不尽な人為的災害と自然災害のダブルパンチでした(゚∀゚)
この年の9月6日に山梨県中央本線笹子駅で列車が車止めに激突、死者60人重軽傷者91人という被害を受けました。買い出しで都会から来た人も多かったと思います。
同日、日比谷公会堂で藤原義江、辻輝子らが明朗音楽会を開催しました。(戦中は禁止されてたのでしょうね)
光と影の二つの出来事。
「人はパンのみにて生くるにあらず」と捉えるか、富んだ人と貧しい人の格差酷いと見るか、さまざまでしょうが、非常に大変な時期であったようです。
漫画を描く余裕(第一紙も筆記用具も殆ど無いらしかった)が出てのはそのあとで、上の漫画は同年11月に掲載されたものです。
復興の意気萌える浅草、物凄い人出だったそうです。
「戦後の浅草は人の渦だ。露天の品は飛ぶように売れている。観音様は仮本堂が5分通り出来上がってる、、」
という有り様でした。
何かちょっと変なものはありますが(全体見れば全然不作ではないので)、お米が出回らず高い事もあって、うどんを食べます。
リーズナブルかつ簡単なキツネうどん。
お揚げさんも青菜もうどんも出し汁も作っといて冷凍、温めただけです。
モノもお金も無くても工夫して食べたい(負け惜しみ)❣️
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