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読書の森

1945年9月6日

以前紹介した『漫画にみる1945年』の中で同年の9月6日の出来事が記されてます。終戦の日が8月15日ですからまさに驚天動地、価値観の大転換の時期です。
ただしそれは知識人の話題であって、いつの時代も庶民にとって一番大切なのは暮らしの話です。

昭和19年暮れに東南海大地震(被害は多大なるも戦中にて程度不明)が襲い、20年9月枕崎台風(死者推定2000名以上)上陸、お米が大凶作の年です。
戦争で疲弊し切った庶民に、襲い掛かった理不尽な人為的災害と自然災害のダブルパンチでした(゚∀゚)

この年の9月6日に山梨県中央本線笹子駅で列車が車止めに激突、死者60人重軽傷者91人という被害を受けました。買い出しで都会から来た人も多かったと思います。
同日、日比谷公会堂で藤原義江、辻輝子らが明朗音楽会を開催しました。(戦中は禁止されてたのでしょうね)
光と影の二つの出来事。

「人はパンのみにて生くるにあらず」と捉えるか、富んだ人と貧しい人の格差酷いと見るか、さまざまでしょうが、非常に大変な時期であったようです。


漫画を描く余裕(第一紙も筆記用具も殆ど無いらしかった)が出てのはそのあとで、上の漫画は同年11月に掲載されたものです。

復興の意気萌える浅草、物凄い人出だったそうです。
「戦後の浅草は人の渦だ。露天の品は飛ぶように売れている。観音様は仮本堂が5分通り出来上がってる、、」
という有り様でした。





何かちょっと変なものはありますが(全体見れば全然不作ではないので)、お米が出回らず高い事もあって、うどんを食べます。
リーズナブルかつ簡単なキツネうどん。
お揚げさんも青菜もうどんも出し汁も作っといて冷凍、温めただけです。

モノもお金も無くても工夫して食べたい(負け惜しみ)❣️


読んでいただき心から感謝です。ポツンと押してもらえばもっと感謝です❣️

コメント一覧

airport_2014
@hirorin1224 お便りありがとうございます😊 おそらくご主人と同い年の私に親しみを感じて色々お話いただけたと思います。
お話伺ってこちらの事情をザッと説明するのがとても難しいのですよ。
もし宜しければ私の過去のblogを読んでいただけますか?

私はその頃珍しい一人っ子です。それも大家族の中の一人っ子です。潰れかけた旧家の跡取りで脚の障害(ひょっとして外圧による脱臼かも知れない)を赤子の時から持ってました。

全然脚が悪い事に拘ってた訳じゃないのですが、ずっと独身で働いてました。母も働いてました。父親が病気がちだったからです。母の介護して母が92歳で亡くなった時私72歳でした。、、、ありのままの話です。
親戚の親しい人は皆鬼籍に入ってるんですよ。ホントにごめんなさいね。
変なお話して。

お元気でいらしてくださいね!
hirorin1224
>airport_2014 さんへ
>@hirorin1224 新聞は宜しいですね。ただし今は処分に困りますけどね。... への返信

新聞は、2か月に1度回収があるのでその時に出しているんです。後は、くず籠にセットして中身が見えないようにしてほかしています。

私は、大阪府豊中市→兵庫県伊丹市ですね。北摂地域です。結婚して転勤で滋賀県に来て、もう40年近くになります。息子もこちらで生まれて育ったので、そのままです。親戚は、ほぼ関西です。神戸、箕面、奈良、伊丹など。
伊丹は、大阪と神戸の中間あたりなので、学校は神戸、お勤めは大阪でした。
今もちょこちょこというか、大阪や神戸、伊丹に行きます。2月に母が亡くなったので、来月も納骨で行くかな。

岐阜だと滋賀県から近いし、結構通学してる子もいるんですよ。私もちょこちょこ岐阜市に行ってますね。県立美術館、ルドンの所蔵が多くて。名古屋は、姪が住んでいます。名古屋も美術館が充実していますよね。
airport_2014
@hirorin1224 新聞は宜しいですね。ただし今は処分に困りますけどね。
関西の方なんですね。私の親戚は神戸大阪でした(故人が多いです)が、私は岐阜県の生まれです。「お揚げさん」は名古屋出身の母が使ってた言葉ですよ。
関西も広いけれど何処の方なのでしょう?
私は良い意味でもその他の意味でもちょっと緩いところと食べ物が大好きです❤️
hirorin1224
当時の世相を表す漫画や風刺画、大好きです。実家に明治百年記念の読売新聞の縮刷版があって、小さい漫画や広告を見るのが好きでした。

あの、関西ご出身ですか?
油揚げのことを「お揚げさん」て。
私も関西生まれ育ちで出たことないので「お揚げさん」です。

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