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読書の森

兜町、茅場町、小網町、蛎殻町ウロつき記

涼しさに誘われて、久しぶりに昔の勤め先のある街迄行こうと勇躍外出致しました。

もう私「お上りさん」状態です。
茅場町駅地下通路を通り、エレベーターを上ります。
勤め先の新しいビルが建つ頃、昔懐かしいしもたやが軒を並べ朝顔の鉢が見えた路地裏は、何処へ行ったのだろうか?
と辺りをキョロキョロ。
しかし、何故か全部立派過ぎるビル、それも当たり前です。その出口は日本の証券取引のメッカ、兜町にあるのです。

みずほ銀行の横にこの地の由来書きがありました。




歴史を感じさせる素敵な建物ばかり。中でも東京証券取引所の存在感は凄かった。



ところが、一歩横道に入ると、寛政時代に建てられたお寺、智泉院を発見。歴史に残る逸話の多いお寺です。
明治の廃仏毀釈もあって、今はひどく小さい智泉院ですが、ここには、昔のお江戸がはっきり残っています。

道草ばかり楽しんでで目的地がどこら辺にあるのかますます分からなくなった馬鹿な私。ともあれ、永代橋に近かった(会社の窓から隅田川にかかってとても綺麗に見えた)記憶を頼りに永代通りをテクテク、と言うよりウロウロ。

都会の真ん中の住人は、誰が通ろうと知らんふりが礼儀みたいで、全然恥ずかしくない、それで、ともかく永代通り歩きゃなんとかなるだろうと辺りを見て楽しみながら進んでいく。だんだん疲れてきました。
そこに通りかかったキャリアウーマンらしき女性、何となく好感持てます。

道を尋ねると、懇切丁寧に教えてくださるのでありがたく近くの橋を渡ります(永代橋じゃないですよ)。

この橋にも東京の下町の工夫があって渡し船の乗った江戸の女性が彫られてます。
橋の両側に小さな公園があって花が植えられベンチもあります。

渡りきってからが問題で、私うっかり反対方向に歩いてしまいました。

そっちの方が昔のしもたやが残ってたかも知れません。写真はビルの谷間に残る昭和です。ここが日本橋小網町です。

そして、方向違いを知りつつ何か見知った景色に出会うのを期待して歩きます。
そこで見た!
前から見知りの水天宮です。お詣りしよかしら(安産の神様で有名で関係ないけど)、と側まで行きました。
ところが(^ω^)あまりにカップルが非常に多く通り過ぎてかつ綺麗に整備され過ぎてたのに圧倒され、(別に関係無いしねと)そのまま地下鉄に乗って帰ってしまいました。

帰宅後、もうガタガタでございました。いつも後悔します。トホホ。
便利なスマホアプリがありますが(使いこなせぬ私)、地下鉄駅は見通しが効かないので、通路からの降り口(昇り口)を考えねばならぬと肝に銘じました。


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