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中国との正しい付き合い方~尖閣諸島問題を考える

2021-03-04 18:38:19 | エッセイ
 ここのところ、本当にいやな日が続いています。それは、中国と尖閣諸島に関するニュースを目にすることです。

 自分の個人的な問題でもないのに、こんなに心を乱されることは生まれて初めてのことです。邪悪な意図を持った輩が人の家の庭先にちょろちょろと入り込んできたかと思っていたら、そのうちにその家の住人に庭から出て行けと嫌がらせをするようなった。

 今、尖閣諸島で起こっているのは上記のようなことです。警察を呼んでもひるむことなく、あいも変わらず同じ行動を繰り返し、挙句の果てに、この庭は自分たちの土地だから嫌がらせをしようが、何しようが自由だろうと開き直って居座るようになった。

 本当にひどいことです。しかし、それ以上にひどいのが我が国の政治家たちです。中国のこのような暴挙を他人事のように眺めているだけで、実効のあることは何もしない。というのも、どいつもこいつも経済的な利益が失われることを恐れていることです。

 また、自分の選挙のことを考えても、外交問題では票が取れないということもあるでしょう。自分の地位をかけてでも、なげうってもここは行動すべきだというときに、すべきことができない。そんな、輩の集団が今の国会議員なのです。

 もはや中国は友好国だなどと、夢にも思わないことです。百歩譲ってビジネス相手だとしても、共通の価値観など存在せずに、ただただその時、その時の取引の間だけの関係とわりきって付き合わないといけないということでが、なぜわからないのでしょうか。

 いや、そうだとわかっていても、それを認めたくないのかもしれませんね。

 もし、今、日本が強硬な態度に出たら中国はどうするでしょうか?おそらく、なんらかの形で経済制裁を加えようとするでしょう。現在、オーストラリアが経験しているように。

 また、それだけならまだしも、中国現地にいる邦人に危害を加えたり、不当に拉致拘束することも考えられます。現在の中国のやり方、そしてかの国と我が国の関係はそんなことまで想定しないといけないところまで来ているのです。

 しかし、国会議員たちはそれを知ってか知らずか、自分の既得権益にしがみつき、上記のような不都合なことが起きるのではないかと、その責任をとることを避けて何もしない、できないのです。

 けれど、政治家が上記のような決断をして実際に行動しなければ私たちの日々の生活を誰が守るのでしょうか?ひどい話、あんな岩みたいな島中国にくれてやればいい、何の価値もないのだからと思っている阿呆もいるのかもしれません。

 いったんそれを許してしまえば、行動、要求はエスカレートするばかりで、近い将来日本は中国の実質的な属国になる可能性がありますし、下手をしたら中国の施政下に組み入れられてしまい、今われわれが享受している大切なものを奪われ、蹂躙されてしまう可能性があるのですが、阿呆どもはそんなことを想像するらできないのかもしれませんね。

 なんでもかんでも経済優先で、経済的価値に変換して考えないと理解できないような阿呆ばかりでは、守るべき価値や理念なんて概念はもはや理解できないのでしょうね。一応大学はでていても、そのような抽象的な概念について考えてみることもなく、のんべんだらりと過ごしてきて、大した志もなく国会議員になったのでは、私が今述べていることも理解できないのでしょうね。

 この世の中にはお金よりも大切なものがたくさんある。時には、それを命がけで守らないといけない。こんな基本的なことが今の時代には理解されません。へたをすると、こちらの方が阿呆扱いされてしまいます。なぜなら、そのような価値や理念は経済的な尺度では表現できないからです。というか、全然別次元のもので同じ物差しで測ることができないからです。

 中国はまさに拝金主義と権力欲の権化のような連中が取り仕切っている怪物です。そんな連中に高尚な価値を説いてみても馬耳東風でしょう。理解する能力もないし、その意思もないからです。

 結果このような輩との付き合い方をよほど考えないと、われわれの生活は根底から崩壊し、彼らに蹂躙されてしまいます。

 まだ今なら間に合います。私がここで述べたようなことがすべて現実になる前に、皆で知恵を出し合って対抗策を考えて行こうではありませんか。




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