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~出雲人 紅井藻花(akai-mocha・アカイモカ)の写真日記~

鉄道廃線・廃駅を歩く、出雲編。

2011年01月11日 | 社会・経済

Img_1713  長い歴史において、様々な社会現象が形成されてきて、現在私たちの生活に様々な影響を受けてきました。しかし重要な点として、それには栄枯盛衰が付き物である。

 必要であれば、人々はそれに力を注ぎ大きなものを築いていくが、必要でないものは淘汰されてしまう。人間も、物も、自然的及び社会的環境もです。

Img_1641  その中でも特に社会的環境としても取り上げても良いものは鉄道かと思います。

 特にローカル線がその顕著であることは、鉄道に関心ある方にとっては周知のことであるかと思います。

 山陰地方でも一畑電車や若桜鉄道が挙げられます。様々な努力の結果、現在でも内外問わず支えられて、レールの上を走っています。

Img_1644  しかし、結果として廃線した鉄道路線も多く有ります。島根県で言えば、一畑電車立久恵線、荒島線、そしてJR大社線です。

 私に身近なのはJR大社線です。出雲市駅から大社駅まで結び、1990年(平成2年)に廃線された路線です。

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Img_1658  廃線されて20年経過します。しかし、旧JR大社駅は現在でもきれいに保存されていますし、全部ではないですが、自転車道として線路跡が残っています。

 その線路跡とある廃駅の写真をアップしたいと思います。

 終点の大社駅の次は「荒茅駅」が有ります。

 廃線20年経過しても、駅舎は無いですが、線路跡とプラットホームが残っており、駅の近くの線路脇には保安機がそのまま残されていました。錆びていますが原型が崩れていません。

 風の強い出雲でこの状態で残っていることは不思議です。

 大社線が廃止された要因としては、『モータリゼーション』が大きい点です。かつては出雲大社参拝のために長距離列車が運行されていました。

Img_1676_2

  しかし、移動手段として重宝されていた鉄道が、出雲大社周辺の道路環境の変化や自動車の普及により、必要とされなくなったことで廃線に至りました。

 歴史に「もしも話」を出してはいけないのですが、終点の大社駅が堀川を越えて、勢溜の手前に築かれていれば、廃線にはなっていなかったのではと思います。

 廃線になったとしても、廃線跡は何らかの形でこれからも活用することを願うばかりである。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。廃線巡り、昨年地元でも回ってみたの... (kainaka)
2011-01-11 23:18:03
かつても歴史を振り返る意味でも、良い経験でした。
大社線の跡も、まだこんなに残ってるんですね。出雲市駅
の近くは、高架化によって、その痕跡は皆無ですが。

今後もこのシリーズ、楽しみにしています。☆ポチ
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 おはようございます。kainaka様。 (紅井藻花)
2011-01-12 08:10:46
 確かに出雲市駅は10年前に高架化工事が完了して、その周辺の環境もガラリと変わりました。
 大社線の線路跡の大半が自転車道として利用されています。
 機会があれば、またブログに載せたいと思います。
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