旧JR大社線の終点として、出雲大社の玄関口であり、現在重要文化財である『大社駅』を紹介します。
駅舎については、今見ても、色褪せない魅力があって、不思議なことに今でも列車が来るんじゃないかって、思ってしまいます。
最初に駅舎を撮ろうとして、駅舎から観光客が出てくるのを見ると、一瞬ですが現実から離れてしまいます。
左右対称で、社殿をモチーフにした建築物です。
一畑電車出雲大社前駅と同等に不思議に満ちています。
だから、廃線して20年経つ現在でも、内外綺麗に保存されており、結構タクシーを利用して訪れる観光客が多いです。
中に入ると、待合室は綺麗に保存されており、当時の時刻表や運賃表、出雲大社旅館の看板、観光案内所に、改札口です。
もっとスゴイのが一等待合室跡に展示されているタブレット閉塞機が残されています。
CTC管理などの集中管理方式の現代に、こういう機械を見ると、とても魅力に感じます。いつみても、どのような操作をするのか興味を抱いています。
いつ訪れてもいいと想いますが、私は盆明けから中秋の夕方が良いと思います。
駅舎の待合室に差し込むオレンジ色の光が、暖か味を醸し出しますし、近くには小学校や保育園があるために、子どもたちの声が聞こえて、賑やかになります。
疲れているときに、その場所でベンチに座って、天井をボーッと見ているだけで落ち着いてしまいます。
もう列車がやってくることのない駅ですが、いつまでも活かされて欲しいです
重厚感があり、且つ作りが細やかで今の駅にはない物がありました。
駅を残しているのもすごいですが、本当はここに列車が入線するともっと良いのでしょうね。
貴殿の仰るとおり、ホームが静かだから、単行のディーゼルカーも入線して、静態保存してくださるといいですね[E:happy01]