先日は終日曇り天気でした。この季節になると、各地域で『とんどさん』が行われているものと思います。
地元出雲でのとんど祭りの参加は、およそ20年振りである。地元へ帰っても、仕事の関係で欠席の連続であったから、参加できることに喜びを感じました。だから、雨や雪が降らないことを祈るばかりでした。
「とんど祭り」、地元では『とんどさん』と呼ばれていますが、新年明けると各自治会や企業で行われます。だんだん少なくなっていますが、昨年買ったお札やお守り、破魔矢や書初めを燃やして、『無病息災』を祈る伝統行事です。
まず準備として、切った竹を柱にして、その柱の周りを藁で包み、縄で縛り搭をつくります。最後に、昨年購入したお札や破魔矢などを投入します。子どもたちが書いた書初めの紙を入れたりします。
最後にお酒をかけて、みんなで手を合わせて、今年の『無病息災』をお祈りします。
そして、火を投入して、燃える様をみんなで見ます。そのとき、身体に「暖かみ」が伝わります。暫くすると、『バチッ』と竹の割れる音がします。もうしばらく待つとまた『バチッ』と竹の割れる音が聞こえます。次第に搭が倒れて、火力が穏やかになると、『するめ』を炙ったり、『お餅』を火に投入します。
また、竹筒に日本酒を注いで、火にさして熱燗にします。それを事前に用意してくれた『竹のお猪口』に注いで頂戴します。直火だったから熱かったです。だけど、青竹の独特の甘い香りがなんともお酒に合います
職場とは違い、近所の方々とこのような形でコミュニケーションが取れることは、この年齢になっては、非常にうれしい経験でした。
接客業に勤しむ関係上、日曜日は休めないのだが、また参加できることを願うばかりであり、準備の方法を抑えておきたいと思います。
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