お話の続きです。
当日の昼食は、『扇屋』へ訪れました。
JR木次線亀嵩駅の中にあるおそば屋さんです。
この駅は松本清張作『砂の器』の舞台になった駅です。
奥出雲町には美味しいお蕎麦屋さんがありますが、私はここの蕎麦屋さんが最も好きです。
運転免許を取得して、初めて情報を手がかりに訪れたことが大きな理由です。
お店の印象として、店内に多くの芸能人のサインや写真が隅々に貼られていたことです。
訪れるたびにその数は比例して増えているようです。
店内はかつて駅務室で、店内にはその名残があります。
食事しながらホームが見えます。食べながら列車が来るんじゃないかとドキドキするほど近い距離でおそばを頂きました。
今回は、久しぶりに釜揚げそばを頂きました。
釜揚げそばは熱いので、そば独特の甘い香りを堪能できます。またトッピングの鰹節、もみ海苔が良い香りを醸し出します。
私はそばの味を楽しむためにまず茹でたてを頂きます。そして、徐々につゆを足しながら、時々一味唐辛子を入れて楽しみます。
静かな場所でテレビを見ながらおそばを食べる、、、贅沢な一瞬でした。
そうすると「カンカンカン♪」と踏み切りの音が聞こえてきました。
120系気動車がホームに進入してきました。
お店の女将さんもおそばを持ってホームに出てこられました。どうも出前のようです。
『列車の中でそばを食べるってどんな感じだろう?』
新たな夢が芽生えてきました。
また、訪れたいと思います。
この駅の辺りは山や川に囲まれて、大きな建物が少ないせいか、とても空気が気持ちいいです。
列車への出前もしておられるんですね。
それは知りませんでした。
近くを通ったことがありますが、まだ入ったことがありません。
日帰り入浴ができるようですから、いつか訪れたいと思います。
なかなか行くことはできそうにありませんが、ちょっと旅をした気分になりました。
あ~のんびりしたい。
近くには温泉もありますので、身体を癒すにはいい場所だと思います。
関東に無縁の私が聞くのもいけないことですが、関東にもこのような場所はあるのでしょうか?
でも、お蕎麦と温泉って言うのはないかも知れませんね。
青春18切符で旅をすると、このような駅に来ると旅をしている実感がわくんですよね。
時々おいしいものに巡り逢えたら、遠方の旅の実感がわいてきますね。