都内で週明け“警報級大雪”か 積雪は...交通混乱の恐れも 灯油エリアで備えの行列
2024/02/02 18:16
1日までのポカポカ陽気で、目黒川沿いでは早咲きの桜が花開いていた。
しかし、2日の東京都心では、真冬の寒さに逆戻り。
温かいものが恋しい空模様となった。
東京・江東区にある「おでん」を販売するお店では、温かいおでんを求め、行列ができていた。
寒さが戻ったことで、やっぱり「おでん」。
「寒いから温かいものが食べたくて」、「10度くらい温度違うって言ってたからね。寒くなればやっぱりおでんは恋しいですよね」
東京都心の最高気温は、3月下旬並みだった1日の16.3度から一転、2日は7.6度までしか上がらず、真冬の寒さに戻った。
さらに、気象庁は2日、週明けの関東・甲信地方で警報級の大雪となる可能性があると発表。
東京都心でも雪が降るおそれが出てきた。
視界が白くかすむ猛吹雪となっていたのは、2日午後2時ごろの北海道・石狩市。
午前8時過ぎには、雪が路面をはうように吹き抜ける様子も見られた。
東京都心も2日からの真冬の寒さが続く見込みで、列島では週明けにかけて、雪への警戒が必要となりそう。
雪をもたらすおそれがあるのは、太平洋側を通過する見込みの南岸低気圧。
雨・雪予想を確認すると、雪のエリアは4日(日)に大阪など近畿エリアで広がり、その後、愛知・名古屋など東海エリアまで広がる。
東京都内では、5日(月)の夕方ごろから八王子周辺で雪が降り始め、夜には都心周辺でみぞれとなる見通し。
さらに6日(火)には、雪のエリアが広がり、通勤・通学の時間帯に影響が出るおそれが出てきた。
気象庁は、関東・甲信地方で予想より気温が低くなった場合には、平地でも警報級の大雪となる可能性があると発表。
JR東日本は、首都圏で列車の大幅な遅れや行き先変更などが発生する可能性があるとして、時間に余裕を持って出かけるよう呼びかけた。
東京でも、毎年のように積雪を観測しているが、どのような影響が予想されるのだろうか。
大粒の雪が降り、1cmの積雪を観測した際には、シャーベット状の雪で路面状況が悪化。
滑りやすくなった道で転倒するなどして、19人がけがをしたほか、一部の鉄道で遅れが出た。
積雪が2cmになると、影響はより大きくなる。
積もった雪で車のスリップ事故が多発。
積もった雪で車のスリップ事故が多発。
では、警報級の大雪となった場合はどうだろうか。
2022年の1月、積雪が10cmに達し、お台場のビーチは一面真っ白となった。
赤坂周辺では、緩やかな上り坂で何台もの車が立ち往生。
駆けつけた警察官が、車を押して助ける光景も見られた。
雪が積もった坂道では、自転車の転倒が相次ぎ、デリバリーピザの三輪バイクも前に進むことができない状態。
警報級の大雪は、都心に大混乱をもたらすものといる。
都内では雪に備える動きが活発化していた。
訪れたのは昭島市にあるホームセンター。
訪れたのは昭島市にあるホームセンター。
灯油を販売するエリアには、客で列ができていた。
雪対策として、スコップや融雪剤などもずらりと並んでいた。
スコップを購入した人「雪の予報が週末出ているのでスコップを買いにきました。雪かきしないと、ちょっとの雪でも固まっちゃって、次の日凍っちゃってドアが開けられないとかもあるので」
週明けの関東・甲信地方では、積雪や路面の凍結による交通障害に注意や警戒が必要。