今年2013年も気が付けば2月。
2012年度の通訳案内士の合格発表があった。
まだ実感がわかず嬉々としている人、これから就業しようと就活をさっそっく始めようと考えている人
いることだろう。
少なくとも合格は自分にとっては仕事について深く考えた時、ある意味で人生の岐路だった。
あー、気が付けばあれから10年もたってしまった・・・。
本当に時がたつのは早いもの。
小泉元首相が観光立国政策を打ち出したあと、リーマンショックに鳥インフル、東日本大震災に原発問題など
で大きく訪日外国人の数は減少したが、今その数は震災前の基準並になったという。
そういえば仕事のタイミングが合わなくて新人研修というものを受けたことがないことに気が付いた。
ガイディングは自己研鑽できるかもしれないが仕事のフローがわからないのではどうしようもないので
JGAとJFGの説明会に参加してきた。
それぞれが個性があり JGAは老舗な感じで生活をする糧というよりは仕事を通して自分に何か生きがいを求めるような印象に対し、
JFGはプロ意識が強くまさに同業者組合。組合員になるためにはそれ相応のスキルも覚悟も必要な気がした。
通訳案内と資格を生かした職業(たとえば講師や翻訳、添乗員など)で生活するのはきっと今の仕あ事より収入面でも少なくとも初めのうちは
少ないだろうし、不安定であるだろうから 転職は今の段階では考えていないのだが
新人研修は何より、合格者を主に対象としていること(取るまで本当に記憶と忘却の戦いだった・・・ とくに口述試験)
それから横の連携があることと楽しそうだという理由で受けようかなと思案中。
ところで先日 youtubeにて無資格のもぐり添乗員についての番組をみた。
番組に出ていた中国人通訳ガイド(無資格)は中国からの団体を一人(15000円から20000円)
で自腹で買い、借金を背負った状態で日本に連れてくる。儲けを出すために提携を組んだ悪徳免税店やお土産屋に連れてゆき
法外な料金で売りつけて 無資格通訳ガイドは提携店からのリベートをもらい利益を得るいう仕組みだった。
なんてひどい話なんだろう。観光立国にこれではなれない。なぜならその番組のなかである免税店はそのありもしない効能をうたって
客に買わせていた。「これを飲めば頭がよくなります。」という錠剤があるらしい・・・!(驚)
問題はこういったことがわかったのに野放し状態なこと。早く取り締まりなり措置を講じないと改善しないのに。
ひょっとしたら最近顕著に増加傾向の訪日外国人は中国、韓国からが多いがその需要に見合うだけの通訳案内士の絶対数が少ないから
野放図な状態のままなのかもしれない。それから総合特区制度もなんだこりゃ??
通訳案内士の資格が何のためにあるのかわからないのでは?
裁判員制度みたく、専任されたら正当な理由がない限り基本断れないようにすれば
もう少し自分みたいに資格は持ってはいるが稼働していません人は減るのはなかろうか。
観光立国を図るのなら国が強制的に通訳案内士を利用する体制にしないと。
どの研修を受けるか思案中。たのしみ。