カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

ツーリズム

2012-02-04 07:46:07 | 沖縄

グリーンツーリズムという言葉がある。旅には、様々な形がある。沖縄の北部やんばるを中心として村と村が一緒になって地域全体で観光の魅力作りをする。単体では、なかなか観光客を呼べないと悩んでいる地域に、それぞれの個性や特性を活かして広域で魅力つくりをすつことで更に大きな魅力を生み出すことができるのではないかと考えてみると意外に楽しいものが生まれて来るように思える。しかも、地域の子供たちから老人会まで巻き込んでプロジェクトを作ることで、普段見逃している土地の見る力を増してくれるきっかけになるかも知れない。

子供たちだけが知っている秘密の場所が案外おもしろい場所かも知れない。グリーンツーリズムは、森林浴などの自然と触れ合うと言うだけでなく、土地の農業や食を結びつけて考えてみる。観光客の中でグリーンツーリズムの経験者は8%足らずだと言う。まだまだこれからの観光の形だと思う。地域の中だけで考えるのではなく、隣の地域やちょっと離れた地域から自分の地域を眺めてもらって、意見を集めてみるのも良いと思う。

滞在型にこだわるのではなく、自由な形で楽しんで貰うことが大切だと思う。1日体験だけでなく数時間の体験でも、楽しみが大きければ更に次の機会が増えてくる。宿泊+農業体験+食など参加型というのがいい。一緒に作るとか、一緒に考えるとか・・・観光マップ作りを観光客と一緒に行うとか、観光プランを募集するとか・・関り方を工夫する。ともすれば、良いと思っているのは自分達だけかもしれない・・。誰が何を求めているのか?観光客は、これまでどのような行動をとってきたかなど市場での顧客の動きを知ることも必要。もし、観光客が訪れない地域であれば、訪れて貰う魅力や興味を作ることから始めなければならないと思う。

リサイクル観光。今は使われていない施設や環境を生かすことから始める。何よりも、今ある環境を変えてまで、壊してしまっては、地域資源の目減りでしかないと思う。観光を考える機会を様々な立場を超えて地域を越えて話し合う「場」を一度作ってみたいと思う。わくわくする観光を生み出すために!


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