カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

障害と向き合うこと

2011-05-06 17:04:15 | 日記

カンナリゾートヴィラでは、障害者の方々が快適にお過ごし頂けるホテル作りのために「NPO法人バリアフリーネットワーク会議」のメンバーと障害者の素敵な女の子に来て頂きました。ホテルのあちこちを見ていただきアドバイスや意見をたくさん頂きました。健常者が考えるバリヤフリーと実際に携わっていらっしゃる方との見かたの違いや使われ方の違いなど正直勉強になりました。これからハイシーズンに向けて準備を始めます。

カンナリゾートの自然の中でゆったりとくつろいで過ごして頂けるととてもうれしいです。今は、100%ではありません。でも、今日頂いたご意見やアドバイスを形にして行きたいと思いました。障害と言っても様々な形があります。ハード面だけでなく、スタッフの研修も必要です。必要な範囲と距離感を学びたいと思いました。これだけ多くのホテルが、ある中で、実際に安心して宿泊ができるホテルがいかに少ないかも知りました。ホテルの有り方を考え続けてきている中で、全ての人にくつろいで頂けると言う事も大切ですが、安心を必要とする方にきちんとした安心の形やサービスを提供できることは、決して難しいことではなく、ちょっとした思いやりの気持ちがあればできるのだとわかりました。

自分の子供を大切にするように、自分の両親をいつくしむように考えると楽しくなるものです。体裁だけ整えてバリアフリーと言うのではなく、実際に使えて、安心できて、楽しめる環境があってこそリゾートホテルとしての価値だと思います。滞在中の楽しみがなければ意味がありません。

今日来て頂いた彼女は、那覇空港の障害者観光案内所で働いていて、アスリートとして活躍もしているそうです。明るく元気な彼女は、今日の来館を楽しみにしてくださっていたようで・・・笑顔いっぱいの出会いになりました。全ての施設の使い勝手や安全を実際に確かめて頂きました。

カンナリゾートヴィラでは、月例の「満月からの贈り物」イベント時にバリアフリーネットワーク支援の輪を広げて行きたいと考えています。夏に向けて、多くの方の支援をお願いしてキャンペーンを開催できたらいいなぁと思っています。これからもどうぞよろしくお願い致します。どんどん貴重な意見アドバイスをお願いします。



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