カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

インターシップ

2011-06-21 07:57:38 | 日記

昨日、アメリカからインターシップの学生が着任しました。名前は「ネイト」君。到着時は、相当緊張していた様子でした。昨日は先ず、ホテルの概況や雰囲気を知ってもらうことから始まりました。21歳。若いうちに旅に出ることはとても素晴らしいことだと思います。私も、21歳の時、貨物船に乗ってアジアを回った経験があります。言葉もわからずとにかく旅に出ようという気持ちで出発しました。約1年間の海外生活を経て日本に帰って来た時は、日本の素晴らしさを改めて感じました。比較検討ではなく、絶対的な存在としての母国への親しみや愛情でいっぱいでした。

最後に過ごした、オーストラリアでヨーロッパ各国から来た若いバックパッカーたちとの交流は最高に楽しかった。言葉より同じ旅人としての交流や触れ合いは今でも心を熱くさせてくれます。シドニーからグレイハウンドバスでサーファーズパラダイスに向うバス6時間位の旅の中での交流。ドイツから来たと言う女子学生との語らいなど夢中でした。ちょっとロマンチックな旅でした。真夜中にムーンライトタウンと言うバスターミナルで、コーラを飲みながら日本を語り、ドイツの物語を聞かせてもらったりと・・・。夜明けのサーファーズパラダイスでバスを降りて、B&Bを探す前にビーチを散歩したり、ショップで朝食を購入したり・・朝刊を買いに来ていた老人から声を掛けられ、ドイツの女子学生と一緒にミスターリーンさん(老人)の自宅に招かれ朝食をご馳走になりました。お礼に、部屋の掃除や買い物に同行したりして半日を過ごした、こんな経験は20代の時の特権です。今も忘れないあの頃の思い出を大切にしながら、ホテルの仕事を楽しんでいます。ネイト君にとってこの経験が貴重で思い出に残るものであって欲しいと願うばかりです。言葉にするとちょっと照れ臭くなる熱い想いを大切にしたいと思います。


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