カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

ホテルで働くと言う事

2011-06-03 06:46:55 | 日記

ホテルで働くと言う事は、華やかな仕事もあります。楽しい事もたくさんあります。苦労もたくさんあります。お客様の一瞬の喜びために費やす時間の積み重ねが、ホテルでの仕事です。天候、花の咲き具合、機材の準備、清掃、スタッフの配置調整、お客様同士の動線調整などなどが複雑に絡み合っています。最高の瞬間を過ごして頂くために何時間も何日も掛けて準備を行い、何度もチェックをして当日を迎えます。

そして、その瞬間のゲストの笑顔がこれまでの苦労を全て喜びに変えてくれます!ウェディングの場合は更に神経を使います。中心になるスタッフは、ほぼ毎日、ウェディングの当日に向けて神経を配り調整を図り周りのスタッフへの協力要請を行っています。カンナリゾートヴィラのように従業員が50名弱のホテルでは総務も経理もウェディングの際は、全員で協力して準備をします。特に、カンナリゾートは、エア-チャペルなので、天候によっては、当日ギリギリまで挙式会場の判断を待ちます。雨天は、急遽会場変更しなければなりませんので、2会場で準備を進めます。レストランの営業時間と滞在のお客様への配慮やアナウンスもあります。

ここまで思い込んでウェディングを行っていると挙式の日は、全スタッフが涙、涙、涙です。プロは、泣くななんて言えません。お客様に一切のご心配を掛けずに最後まで務める事はとっても難しいことですが、一つひとつ話し合って作り上げています。音楽イベントもそうです。中心者、企画担当は、女性スタッフです。企画から演奏者へのアプローチ、演奏内容、演奏者の実績などを事前に確認してカンナのゲストにふさわしいか雰囲気に合っているかを検討して、経費計上。予算に合わせての集客計画と社内への告知。業務連絡で食事が付くイベントは、料理長やFBスタッフと打合せ。もう、このスタッフの働きは映画の主人公にもなれそうなくらいの仕事量です。こうして、開かれた演奏会は、これまで大成功で幕を閉じています。今月から始まった「満月からの贈り物:シリーズでクラシックを身近に感じて頂ける演奏会」を始めました。6月の第一夜は、4月2日のチャリティーで歌って頂いた「バリトンの具志史郎さん、ソプラノの糸数知さん、にピアノの運天暢子さん」の3人の素晴らしい演奏会です。まさしく満月の贈り物第1夜にふさわしい方々です。ホテルは、地域の人々との交流、海外からのゲストの快適な滞在、国内旅行者の方々へのおもてなしをイベントだけでなく、普段から地道に考えさらに魅力あるホテルを作りたいと考えながら日々仕事に望んでいます。

 


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