久しぶりの休暇4日間を東京で過ごして来た。東京は、もちろん真冬の季節で寒さはとても厳しい、最後の日は雪に見舞われた。久しぶりに見る雪は、とても新鮮で美しかった。都心部では、迷惑な雪でも郊外で見るととても美しく感じられた。場所や見方によって同じものでもこんなに違うのかと改めて思った。
心身ともにリフレッシュ出来たこの休暇は、実際2日間が休暇として過ごせた時間。今回は、自分を見直し、仕事を見直すための学びの時間を取ってきた。仕事へ向かう自分のあり方や何を目指しているのかを再確認する時間でもあった。先日の、車いすの花嫁の挙式が、今後どのようにすれば多くの人々の歓ばれる形になるのか・・。どのようにすれば、実際的に現実的に継続的に実現できるのかを・・・車いすを使って生活している女性と語り合って来た。
彼女も首都圏で、同じようなイベントを開いていると言う。しかし、実際に障がいを持つ人々が普通に手に入れることができる環境を生み出すには、多くの企業や人の手を借りなければ実現できないと言う。
普段私達は、車いす目線で物事を見ることはない。立場や目線の位置が違えば、全く異なる世界が広がっている。それは、単なる車いす体験ではわからない。バリアフリー社会とは、物理的な側面で解決できるものではない。五感を働かせて受けとってみる必要があるように思える。この「車いすの花嫁」と言う素敵なイベントが、単なるイベントとして終わることの無い環境を生み出す。そのためには、多くの人々からの知恵を集めて、少しずつでも広げて、継続的に実施して実社会に根を下ろして行きたいと願っている。僕と娘にとって美しい雪は、車いすの人々にはどのように映っているのだろうか?