カンナからの風

沖縄県北部東海岸にある小さな1軒のホテルから

夏空

2011-07-03 07:47:17 | 日記

沖縄の暑い暑い夏が到来。早朝から真っ青な空に白い雲、照りつける太陽の日差し。空の青さが夏空を印象付ける。突然思い立って、飛行機に飛び乗り沖縄に来たと言う一人旅の女性が、「もうすっかり沖縄は真夏の色で溢れていますね。」と語っていました。別の男性のお客様は、「東京では、節電政策によってエアコンなど電気の使用制限が出ている中で、何か気持ちまで窮屈になってしまって仕方がない・・。」とおっしゃっていました。

大きな災害に見舞われてしまった東北の空にも、もうすぐ大きな夏空が訪れることでしょう!今年の夏は、いつもと違う夏がやってくる。「夏休み」と言う言葉は、他の休日と違ってわくわくする響きがあるように思える。家族旅行、花火大会、カキ氷、ひまわり、海水浴、ラジオ体操、あさがお・・・夏には、たくさんの思い出がある。子供の頃から、夏休みと言う言葉には、特別な想いがあったように思える。その思い出には必ずあの夏空がある。入道雲が大きく盛り上がっている空の下で汗を流しながら遊んだ記憶。風に揺れる風鈴の音色とTVから流れてくる甲子園のサイレンの音が遠くから聞こえてくる記憶。

朝から、そんなことを考えながらホテルの庭園を散歩していた。ふと、海が見たくなって海岸で出ると真っ青な空にエメラルドグリーンの海がきらきらと輝いていた。そこには、やはり大きな白い雲が湧き上がっていて、夏の空の輝きが海に反射してまぶしい。朝7時30分。この時間でも、汗が噴き出と違って、木陰で風にあたっていたら、汗がすーっとひいていくのがわかる。今日も、多くのお客様が滞在されている。ゆっくりと流れる時間と夏空を楽しんで頂きたいと思う。


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