まさかの大怪我3

雪が降っている。

バレエは舞台裏での母親の仕事が非常に多い。

明日の舞台に向けて、私も準備に行く。

バレエ教室の先生と話して、

ポアント(トゥシューズを履く)は無理だから、他の代役をたてる事に。

1番練習した踊りなんだけどなぁ･･･

群舞は1人の乱れは許されないから、諦めるしかない。

明日の朝1の全体練習で、踊れるか踊れないか判断しましょう。

朝1集合時間に間に合うには、今からテーピングを巻かないと間に合わない･･･

土曜の20時にテーピングを巻いてくれる整骨院を友人が探してくれ、タクシーで駆け込む。

「このケガで踊るの？」

痛いよー

痛いよー

痛くて寝れないよー

そりゃそうだよ。

テーピング巻いて、寝れるはずがない･･･

まさかの大怪我2

前日に昨年の夏に恋をした例の先輩に連絡。

相変わらず連絡は取り合い、いつも私の話を聞いてくれている。

患部の写真を送り、うっ血がないので痛みを軽減する加圧をしてくれると言う。

心配して家まで行こうか？

と言ってくれるものの、

そこまで甘える訳にも･･･と思い

自宅から1時間半かけて彼の職場に行く。

お隣のおばあちゃんの車椅子をお借りして･･･

3月というのに雨も降っていて身震いする寒さ。

彼の職場に着いて施術が始まる。

スポーツ医学としては最先端だろうし、何より彼がやってくれる事に安堵する。

20年位前に、

大怪我をした私に施術してくれた彼。

その時は仕事上の尊敬する先輩だった。

今も尊敬は変わらないけれど。

まさか母娘でお世話になるとは･･･(苦笑)

娘は

おじさんのイメージが違う～

と笑っている。

加圧がスゴく面白いようで、

笑顔が戻っていた。

「明日の朝には痛みがとれてるはず」

お互いコロナの煽りをもろに受けて苦境なので、「頑張ろうね」と話して帰宅。