武侠ドラマはハマル!

武侠ドラマを中心に韓国歴史ドラマ&映画、そして近年話題になっている中国歴史ドラマ&映画を取り上げていきます!

これぞ武侠ドラマの真骨頂だ~!

2013年03月01日 23時01分25秒 | 武侠ドラマ

天涯明月刀 (2011年 中国)

久しぶりに これぞ武侠ドラマといえるものに出会えましたね~。

去年の秋にレンタルリリースされていて武侠ドラマファンはすでに鑑賞された人も多いと思います。

かなり出来のいい作品だということは武侠ドラマの関連サイトやブログでも掲載されていたので楽しみにしていました。

それでも自分にとってハマル武侠ドラマかは実際に観ないとわかりませんからね~。

というわけで、遅れませながらここ二週間で一気に鑑賞しました。

ストーリー展開の面白さに加えてテンポよく進む内容は気持ちもスカッとする感じでしたね。

ここ数年の武侠ドラマがあまりパッとせずダラダラした恋愛描写を中心にしたものが多かったように感じていたからです。

そのうえ、武芸シーンが少なくて魅力的な強者の侠客も少なかったように思われます。

そのモヤモヤ感を見事に吹き飛ばしてくれたのが古龍原作の「天涯明月刀」だったわけです。

以前鑑賞した古龍原作の「大旗英雄伝」もなかなか見応えのある武侠ドラマでしたが、恋愛描写において湿っぽさとしつこさを感じることが多々あったことを考えれば

「天涯明月刀」の恋愛描写はストーリー展開のなかにうまく融合されていたように感じました。

登場人物も多く敵味方を問わず魅力的で存在感ある人物描写はなによりもこのドラマの魅力でしょうね。

武功シーンも多く取り入れられていて、画的にも迫力ありかっこよかったですね。

そして、このドラマの情景描写は色使いが綺麗で、登場人物と背景が見事に融合されていてこれもまた楽しませてくれた要因の一つだと思います。

さて、あとになってしまいましたがこのドラマの主役たちに触れて見たいと思います。

 

傅紅雪は父の仇を討つために幼いころから憎しみを植え付けられながら育てられたせいなのか笑顔の少ないヒーローでしたね。

この役を演じた役者がもう少し華のあるタイプの人だったら良かったのにと思ったのは私だけでしょうか~?

もう一人のヒーローである葉開は明るく人情味に溢れた正義感の強い青年。

傅紅雪とは真反対のキャラ(性格)ということを考えればいいようにとればバランスのとれたwヒーローということでしょうか。

  

さてヒロインの方ですが私の中では明月心ですね!

このドラマの設定では一番のヒロインは周婷でしょうか?

観る人によっては南宫翎 だという人もいるかもね。

自分の思いのなかでのヒロインは人それぞれでいいでしょう。

私の一押しのヒロインである明月心はほんと素晴らしい女性ですね。

明月心のキャラがそうさせたのか演じた女優のオーラがそう感じさせてくれたのか?

聡明で武芸の腕が達ち、そのうえ彼女の立ち振舞と目力も魅力的でした。

女諸葛といわれる明月心のファンになった人も多いかもしれませんね。

彼女を見ていたら思い出したのが「碧血剣」の女侠の一人”阿九”です。

この人も聡明で上品な印象を与えてくれました。

タイプ的には似た女侠と思いませんか?

さて、この武侠ドラマ「天涯明月刀」においても感心してしまったというか面白かったのが武功や毒などにつける名前ですね。

さすが漢字の国である中国ですね。

漢字から意味が感じ取れるのは同じアジアであり漢字を使う日本人だからでしょう。

思わず自分の中でうけて笑ってしまうことも!

西洋人には理解しにくいツボにハマるところですね。

その一つがこれです!

”七歩奪魂散”という猛毒です。

ドラマの中で使われていた意味は”七歩歩くと毒がまわり死に至る”

漢字といいこの意味といいあまりにも面白すぎです!

また武侠ドラマで描く江湖の世界で共通している描写が面白い。

その一例としてこんなことも!

”純血を守っている女性の腕には赤い斑点がある”ということです。

ソフトというか上品な感じのする描写なんですけど、これが現実で現代の女性がそうだったら大変でしょうね。

半袖やノースリーブなど気になって気になって着れない女性が続出!なんてね!

それが武侠ドラマで描いている時代は着物風ドレスで長袖ということでうまいことバーチャルなことをしていますね。

ということで「天涯明月刀」はいろんな部分に楽しみどころが満載でした。

皆さんはいかがでしたか?


チョウ・ユンファ × ホァン・シャオミンで注目の映画とは!

2012年12月13日 18時17分55秒 | 映画

新旧のドラマ版「上海灘」で主役の許文強(シュー・ウェンチャン)を演じたこの二人が映画「大上海」でW主演!

 

 

 

監督はバリー・ウォン

同一人物の青年期をシャオミン、壮年期をユンファが演じるこの映画に期待が膨らみます。

中国では2012年12月に公開、日本ではいつ観ることができるのでしょうか!

華流Special

RecordChina

RecordRecordRecord

 

 

 

 ホァン・シャオミン情報

新作映画「白髪魔女伝之明月天国3D (原題)」

映画の題名から推測すると武侠映画でしょうね!

とすれば久々に彼の大侠姿がお目にかかれそうですね。

この映画の撮影中に ホァン・シャオミンは骨折したとのこと。

彼の回復を待って撮影の再開をするらしい。

気長に待ちましょう!


今、この女優達が熱い!出演作品から探る注目の映画はこれだ!

2012年11月18日 22時24分58秒 | 映画

武侠ドラマ、映画などでお馴染みのアジアを代表する女優達

彼女たちが大活躍する作品がどれだけ日本上陸となるか!

気になる映画をピックアップしてみた!

まずは!

リウ・イーフェイ

「神侠侶」でヒロイン役を演じて大ブレイク!その後は映画を中心に女優活動しているようです。

当ブログでも彼女の出演作品をアップしてきましたが、最近の彼女の出演作品を探ってみました。

 

 

映画版「四大名捕 」は大ヒットした「画皮 あやかしの恋」のゴードン・チャン監督の作品で、人気武侠作家・温瑞安の小説が原作の、武侠アクション映画です。

七人の主役たちの一人が“無情”を演じるリウ・イーフェイというわけです。

“諸葛正我”を演じるアンソニー・ウォンにも注目です!

中央に写っているのが主役たちの中でのメイン、“冷血”を演じるダン・チャオ(倚天屠龍記ではヒーロー”張無忌”役を演じた)

ドラマ版は2003年にピーター・ホー主演で「少年四大名捕」、2008年にも香港版の「少年四大名捕」が作られています。

どちらもなかなか好評だったようです。

 

この2つのドラマ版「四大名捕 」は日本でのリリースは今現在に至っては実現していません。(残念!)

せめて映画だけでも日本での公開、DVDのリリースして欲しいですね。


 

もう1本リウ・イーフェイ、 この映画「鴻門宴」では虞姫役を演じます。

  

項羽と劉邦を題材にした作品で虞姫がどう絡むのかよくわかりませんが、・・・・これもアンソニー・ウォンが出演しています。

サイトレビューによりますとストーリーのテンポもよく面白かったとのこと。

これもまた気になる映画です!


 

次は、ジョウ・シュン 出演作品

  

「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝/ 原題:龍門飛甲/FLYING SWORDS OF DRAGON GATE/ 2011 香港」

さて、こちらは皆さんご存知のジェット・リー主演の武侠映画です。

しかも監督がツイ・ハークで武侠映画初の3Dということで話題となった作品です。

ジェット・リーのアクションはもちろんのことジョウ・シュンが女侠を演じるということなので彼女のアクションシーンも楽しみです。

また、映画版「画皮  あやかしの恋」で主役を演じたチェン・クンも悪役で出演!どんな武術アクションが展開していくのでしょうか!

そして、この映画はついに日本での公開も決定しました!

2013年の1月11日に全国で公開です。楽しみですね!

  


 ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝

 People's China

もう一つ、ジョウ・シュン出演作品

「大魔術師 Xのダブル・トリック / 原題:大魔術師 2012年 / 香港」

シネマート六本木の香港傑作映画まつり で12月15日より上映開始!

日本全国の映画館で観ることができるのか?DVDのリリースは?

  

トニー・レオン主演のこの映画、1920年頃の北京を舞台に天才マジシャンと陰謀が絡みあう社会的背景を描いている。

ジョウ・シュンの役どころも含めストーリーの展開に期待したい!


 

最後はこの人、スン・リー 

映画版「画皮  あやかしの恋」では降魔師の役で今までにはないキャラクターで楽しませてくれました。

その彼女が今度は「チャイニーズ・フェアリー・ストーリー  / 原題 : 画壁 / 2011年 / 中国・香港 」で仙女を演じます。

香港映画の金字塔『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』の原作でもある「聊斎志異」の第1巻に収録されている「画壁」を映画化!

百花繚乱の仙女の世界を描くファンタジー・アクション大作!

監督・脚本・製作は香港映画界を代表するゴードン・チャン!

 

 

 

おっと、上の写真の男は見覚えありますね!

そうです!「倚天屠龍記」で ”張無忌” を演じたダン・チャオ(超)ですね。

すでにこの映画はDVDで日本上陸!レンタルでお店に並んでいますので、すでに鑑賞済みの方も多いかもしれませんね。

私はまだ観てませんので近いうちに鑑賞しようと思っています!

中国ほっと通信


 

というわけで、気になる女優さんの出演作品から観てみたい映画を取り上げてみました!

全ての作品を日本で鑑賞できるかどうかわかりませんが期待したいと思います。

皆さんの”これ観たよ!”のコメントもお待ちしています!


TSUTAYA発掘良品でみつけたアジア映画の傑作!

2012年10月24日 22時09分40秒 | 映画

「TSUTAYA発掘良品」コーナーで見つけた2つの映画

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 アイアンモンキー原題:少年黄飛鴻之鐡■/IRON MONKEY・香港/台湾・1993)

「100人の映画通が選んだ本当に面白い映画」のキャッチコピーに誘われレンタルしてきた映画がこれです。

キャッチコピーの通り本当に面白かったですね。(映画通さすがです!)

これぞ武術の原点と思いたくなる迫力満点のアクションでしたね~。

ブルース・リーやジャッキーチェン、そしてジェット・リーとは違うアクション(武術)は当時新鮮に映ったでしょう。

ここ5~6年の彼の映画は好んでよく観ますが、20年位前のこの映画を観てもアクションシーンの凄さに圧倒されます。

荒削りなアクションシーンもいいものです!

もちろん、アクションだけではなくストーリーテンポもよく、楽しめる要素もたくさんありましたね。

遊び心が感じ取れる面白い映画です!

 

 

そして、もう一つは「暗戦 デッドエンド」です。

暗戦 デッドエンド(原題:暗戦/RUNNING OUT OF TIME・香港・1999)

これは時代背景が現代なので当ブログの主旨と外れますが、やはり「100人の映画通が選んだ本当に面白い映画」だけあって

ハズレではなかったですね。

面白かったです、そして楽しめました!アンディ・ラウがかっこ良かったですね~。

彼の作品は多くは観てはないのですが、観た映画はどれをとっても味のある良い作品でした。

「暗戦 デッドエンド」は、彼のかっこ良さはもちろんなんですが、このストーリーでありながらオシャレなイメージが感じ取れる描写やセリフなど

が要所にあって、それが私達観るものを惹きつけるのでしょうね。

また劇中に流れるメロディーとともにストーリーのテンポ良さが快感でした。

監督であるジョニー・トーのこだわりなのでしょうか?バイオレンスでもこんな感じに仕上がるんですね。

まさに今回のレンタル2作品は大当りの映画でした!

よかった~!

 

 

       TSUTAYA発掘良品


昨今の武侠ドラマにもの申す!

2012年10月19日 22時58分34秒 | 武侠ドラマ

これでいいわけないだろう武侠ドラマ!

武侠ドラマにハマってこのブログを立ち上げたのだが、昨今の武侠ドラマはひどすぎる!

武芸シーンは少ないし、迫力ある対決シーンもなかなかお目にかかれない。

そして、強烈なキャラの大侠たちも登場しない。

武侠ドラマの醍醐味の一つである師弟関係や武林においての門派の争いなど、江湖の世界を

刺激的に描かれていないのである。

色恋沙汰のくだりが多く、ストーリー展開においてもテンポが悪すぎる。

セリフにしても平凡なやり取りで、描写とともに惹きこまれていかない。

ほんと、ビールを飲みながら観ていると、・・・・いや!飲んでいなくても眠気に誘われてしまう。

期待を持ちつつレンタルして鑑賞するのだが、1~2巻で終わってしまうことが多い。

期待度をはかるバロメーターとしてマクザムさんのサイトを参考するといいと思う。

ここ最近はマクザムさんの武侠ドラマのサイトは更新されていませんからね。

期待をもてる作品がないんでしょうね~。

期待度が高ければ吹き替えにして出しますからね。(たぶん

「流星剣侠伝 大人物」「小李飛刀」「流星胡蝶剣」などは、私に言わせると最悪の出来ですね。

1話で少し期待を持たせるシーンがあるものの、ストーリーが進むにつれてまったりとした恋愛描写で

武侠としての醍醐味が消されていく。

そういった中で、ボチボチ期待を持てれそうなのが侠影仙踪ですかね。

 

今のところ2巻まで鑑賞しているが、武芸シーン、ストーリー展開もそれなりに楽しめそう!

日本では最近リリースされているが2004年の作品。(この頃の作品は結構いいのかも!)

「射英雄伝」で楊康を演じた周杰(ジョウ・ジエ)が主演、その他武侠ドラマでお馴染みの顔ぶれが多数出演している。

そして、まだ鑑賞に至ってない作品では「七侠五義」「浣花洗剣録」「飛刀問情」「天涯明月刀」など、次々とレンタル店に並んでいる。

この中で当たりがあればいいのだが・・・・・!

私としてはチウ・マンチェクが主演している「七侠五義」に注目したい!



 

がんばれ、武侠ドラマ!

 

 


武侠ドラマファンも必見、注目の映画が日本上陸!

2012年07月08日 09時41分00秒 | 映画

ジョウ・シュン × ヴィッキー・チャオ × スン・リー  そして、ドニー・イェンも!

画皮 あやかしの恋 (原題:画皮  / シンガポール・香港・中国合作  / 2008年)

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」の感動が、新たな作品で蘇る!

聊斎志異の中の一篇「画皮」を、豪華キャストで映画化したアクション・ファンタジー映画。

中国では「レッド・クリフ」に次ぐヒットとなったこの映画は、レスリー・チャン主演でブームを巻き起こした

「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」と同じく妖艶な幽霊とのラブ・ロマンスを中心に描かれているようです。

もちろん、ドニー・イェンが参戦しているということでアクションの方も楽しみですね。

ここでのドニーは髪型のせいなのか若く見えますね。

   

妖艶な幽霊こと妖魔、小唯(シャオ・ウェイ)を演じるのは武侠ドラマ「射英雄伝」でお馴染みのジョウ・シュン、

この妖魔の怪しげな魅力に誘惑される王生(ワンショウ)役を演じるのが、中国No.1美形スターと言われている

チェン・クン、そして王生の妻役で愛する夫のために献身的に尽くし妖魔に立ち向かう佩蓉(ぺイロン)役を演じるのが

ヴィッキー・チャオです。

上記の三人は原作のキャラクターということだそうですが、この後の二人は映画のキャラクターとしてこの作品を盛り上げる!

ということで、この人達!

 

妖魔の正体を暴くため戦う元将軍・龐勇(パン・ヨン)役のドニー・イェンがこの映画でもアクション炸裂となるか!

また、「新上海グランド」でヒロインを演じたスン・リーが降魔師役で妖魔に挑む。

いや~ほんと、私としてはこの女優さんたちの共演は魅力ですね~。

そして、ドニー・イェンですからね~!それにしてもドニーさん、他の映画でも共演してましたね。この女優さんたちと!

今から楽しみですわ~!

監督は香港のヒットメーカー、『メダリオン』『刺客之恋』の陳嘉上(ゴードン・チャン)

中国では「画皮2」が公開され前作以上のヒットを記録しているそうですよ。

画皮 あやかしの恋 公式サイト


 

画皮 主題歌 オリジナルバージョン

日本の”藤原いくろう”というアーティストが音楽監督を担当してこの楽曲を主題歌として提供している。

この主題歌はこの映画にピッタリとハマっていると感じました!(まだ観てないので雰囲気なのですが・・・・笑)

 

 

ドラマ版「画皮 千年の恋」(全34話)

 

映画公開まで待ちきれない場合はこちらから鑑賞といきましょうか~。

ドラマ版の方はじっくりと楽しみたいですね。

内容が良ければ当ブログに改めて掲載しようと思います。

ドラマ版「画皮 千年の恋」は7月6日よりレンタル開始となっています。

BSジャパンでも放送しています。こちらの方は昼の時間帯なのでHDに録画になりますね。

映画の前にドラマ版もチェックするのもいいかもしれませんね。

中国ドラマ「画皮 千年の恋」サイト


金庸の武侠ドラマ 主題曲いろいろ

2012年05月24日 22時31分13秒 | 武侠ドラマ

日本未発売の武侠ドラマ主題曲集

こんなのみつけました!

最近なかなか更新できずにいます。

今回お手軽なアップですが、興味があったので載せておきますね。

興味ある方は見てやってくださ~い!!

それにしても古いドラマです!



ド迫力!ドニー・イェンの関羽

2012年04月20日 22時53分55秒 | 映画

三国志英傑伝 関羽 (原題 関雲長 / 2011年 中国)

迫力満点の戦闘シーンとこの作品ならではの脚色も加わり楽しく観させて頂きまいた。

劇中に流れていた音楽も心にじわ~っと溶け込む感じで良かったですね。

スン・リーが演じる”綺蘭”の存在も楽しめました。

他の「三国志」では存在のないキャラクターなので賛否両論があるでしょうけど、

そこはアドリブ感覚で受け止めましょうか~。

というか、スン・リーが演じたことでOKとしたいですね。わたしとしては!

この”綺蘭”は劉備の妻となる役どころなのですが、関羽が毒を塗られた暗器に刺されあわや命を失うところを助けたり、

関羽の妻になりたいとプロポーズをして関羽を慌てさせたりして、どんな展開だ~!(と、突っ込みを入れたくなる場面も)

しかし、笑いをとるシーンでもないのでセリフは脱線でも描写はピリッとした感じでしたので救われました。 

   

この映画の最大の見せ場はやはり関羽の千里行こと五関六将斬のアクションシーンですよね。

(孔秀、秦、韓福、孟坦、卞喜、王植)の曹操の配下の将と戦うシーンは凄かったですね。

でも、思わず突っ込みを入れたくなるなるシーンも!

孔秀との戦いでは狭い通路で長~い青龍偃月刀が思うように使えなかったり、韓福に毒塗りの暗器を受けながらも戦う姿は

不死身以外の何者でもない。

 

それぞれの武将たちとの戦いを色々な手法で敵将の人物像を表現していたが印象的でした。

そして、ストーリー全般を通して、曹操が関羽に対して寛容に接しているのが好印象でしたね。

配下の武将に反発されながらも英雄としての関羽を持ち上げている姿をこの映画では色濃く描いている気がしました。

曹操を演じた”チアン・ウェンは今まで観た「三国志」の曹操よりやさしい男に思えたのは私だけではないでしょうね。

フレンドリーな感じに映った曹操が良いのか悪いのか~!

ダメ出しするとすればラストシーンでしょうかね!

皇帝率いる弓軍?に狙われ曹操によってその場を逃れることができたものの、弓の刺さった馬車を牽いて去っていく姿に物足らなさが残った。

せめて、夏侯惇との戦いまでか、劉備と出会うまで引っ張って欲しかった気がします。

でもここまでやると五関六将斬の内容が薄くなるかな?

前半で袁紹軍の先鋒である顔良との迫力ある戦闘シーンがあったので良しとしよう!

 

 

 三国志英傑伝 関羽 オフィシャルサイト

 


ドニー・イェン×金城武

2012年04月10日 22時42分03秒 | 映画

捜査官 X   (原題 武侠 /2011年 香港・中国合作)

 

 

ドニー・イェン×金城武のW主演作品はどんな映画なのでしょうか?

当ブログでも去年の秋ごろに2012年のドニー・イェンの主演映画ということでちょっとだけ記事にしましたが、

今月の4月21日より順次公開の全国ロードショウとなっています。

  

原題の”武侠”からは全然イメージの違った日本でのタイトル名の”捜査官X”

どうやら日本では金城武が演じる捜査官Xを表に出したようですね。

ドニー・イェンが演じる平凡な職人”リウ”が凶悪な強盗犯を正当防衛の末に死なせてしまう。

このことに疑惑を抱いた捜査官Xが彼の身辺や過去を調査することから隠された真実にたどり着く。

原題の武侠のタイトルどうりのイメージを感じることのできる武功を披露してくれるのか?

そして日本でのタイトル名の捜査官Xが事の真相をどう暴いていくのか?

そのストーリー展開に見どころがあるのか?

監督は「孫文の義士団」で製作、「ウォーロード 男たちの誓い」では製作・監督をした”ピーター・チャン”

捜査官X公式サイト

 


映画「韓半島(ハンバンド)」に何を感じる?

2012年03月25日 13時40分54秒 | 映画

韓半島 -HANBANDO- (2006 韓国)

地味な素材をテーマにしている中で出演俳優の描写が良かったですね。

この人が主役でヒーローという存在感はないものの主要キャストの感情表現や緊迫した雰囲気が

すごく伝わって重厚感を与えてくれました。

監督は「シルミド」で2003年当時、韓国の観客動員数歴代1位記録をつくった” カン・ウソク ”。

この映画は軍事スリラーという内容で紹介されていましたが、私が感じたイメージは政治的背景、反日感情を

取り入れた社会派作品ではないでしょうか。

  

現代と100年前の歴史的事実をうまく取り込み両方の時代の描写をするなかでストーリーが展開。

本編が始まる前に流された映像には小泉前総理の靖国神社参拝のシーンもあり反日感情を掻き立てる。

日本の映画館では当然のごとく未公開ですが、去年の11月にレンタルリリースとなり今回の鑑賞となりました。

私が知っている俳優としては「ワンチョ」のチャ・インピョ がガチな役で登場。

また、アン・ソンギは「MUSA -武士-」「デュエリスト」「墨攻」に主要キャストで出演しているが古装姿のためか記憶なし。

「シルミド」は鑑賞してないので興味湧いてきました。

その他は私の鑑賞した映画やドラマには多分出演してないだろう?と思われるような渋い俳優さんが演じる、

お笑い要素ほとんどなしの彼らたちの心の動きにおもしろさを見つけるのもいいかもしれませんね。

2006年に韓国で公開された時には韓国のマスコミから大きな批判を浴びたそうです。

そういった中でも、愛国心と話題性で観客動員数も伸びてヒットしたようです。

アクションがすごくて娯楽性に優れているわけでもないのですが観ている私たちに問題提起をしてくれる

メッセージ性の高い作品もじっくりと味わえていいものです。

 

クライマックスシーンでは大統領と国務総理との間で国を守る立場としての思想の違いを見事に表現してくれていました。

メイキングで出演していた俳優たちのコメントの中にも結末をどう表現するかなかなか決まらなかったと語っていましたが、

たどり着いた描写が大統領と国務総理とのツーショットの会話だったわけです。

最後はこれが結末?といった感もありますが何か余韻を残すラストシーンで私は良かったと思います。

韓半島 -hanbando- あらすじ参考サイト


※現代の映画ですが100年前の描写も絡めているので近代映画の要素有りということで当ブログで紹介させてもらいました。

 

ついでにも一つ!

 

ウォンビン主演の「アジョシ (2010年 韓国)」 この映画なかなか良かったです!

今まで何気に観たことがある” ウォンビン ”がこの作品で大変貌デス。

かつての松田優作のイメージが重なったハードボイルドな映画となっています。

兵役経験が生かされたのかもしれませんね。

ウォンビンのファンはもちろんのことハードボイルド好きな方にはお勧めです!

アジョシ オフィシャルサイト


※これは完璧に現代の映画デス!

 

 


レイン・オブ・アサシン 剣雨

2012年03月20日 23時17分48秒 | 映画

レイン・オブ・アサシン 剣雨 (2010年 中国/香港/台湾)

アジア最強と言われているアクション女優のミシェル・ヨー主役の映画。

ジョン・ウーが製作・共同監督を務めるこの作品にはアジア各国からスター俳優、ベテラン俳優が集結。

ミシェル・ヨーの相手役には「私の頭の中の消しゴム」で大ブレイクしたチョン・ウソン。

私が気に入った映画で96年の香港映画「上海グランド」、また記憶に新しい「グッド・バッド・ウィアード」にも出演している。

脇を固める俳優陣たちも中国・台湾を中心に多数出演している。

彼らの出演作品もまた今までレンタル、あるいは映画館などで知らず知らずのうちに観ていました。             

また、ジョン・ウー監督の愛娘であるアンジェルス・ウーがこの映画でデビュー!

 

 ”ミシェル・ヨー”の武功アクションがたっぷり楽しめるぞ~!

 

 ”チョン・ウソン”ファンも必見です!後半に変貌しま~す!右の写真は”ジョン・ウーの娘、”アンジェルス・ウー”

ストーリーの方は物足りなさも幾分ありますが、主要キャストの人物描写は丁寧に撮っているように感じました。

鑑賞された皆さんはいかがでしたでしょうか?

レイン・オブ・アサシン 剣雨 公式サイト

 



「酔拳 レジェンド・オブ・カンフー」に武侠ドラマのヒーロー&ヒロインが主演!

2012年02月05日 23時11分06秒 | 映画

酔拳 レジェンド・オブ・カンフー (原題 : 蘇乞兒 /2010  中国)

私がこのブログを始めるきっかけになった香港のTVシリーズ「風雲」で主役を演じた”チウ・マンチェク”

そして、武侠ドラマの金字塔「射英雄伝」でヒロイン役を演じた”ジョウ・シュン”の二人がこの映画の主役で登場!

ということで、さっそくレンタルで鑑賞しました。

この二人は私にとってはお気に入りの俳優さんですから!

   

ここ10年間くらいの映画やドラマでの主演・出演作品を何本か鑑賞しているものの、

近年の映画やドラマではお目にかかることがなかったので久々に拝見できてよかったです。

”チウ・マンチェク”は相変わらずキレのあるアクションを披露してくれてましたし、夫人役の”ジョウ・シュン”は「射英雄伝」

で見せてくれた武功は封印して落ち着いた大人の女性を演じていましたね。

スタイルや顔は依然と変わらないものの、やはり年齢を重ねている分演技もしっとりとした雰囲気を感じました。

そして、もう一人!

アクション映画ではおなじみのベテラン女優の”ミシェル・ヨー”が、登場シーンが少ないもの存在感ある演技を見せてくれました。

「ポリスストーリー3 」「グリーン・デスティーニ」などのアクション映画だけではなく、「SAYURI」での演技では新たな一面を見せてくれた彼女の記憶が蘇える!

  

監督は武術指導で有名なユエン・ウーピン!

数多くのカンフー映画の監督として、そして「マトリックス」「キル・ビル」など多数の映画の武術指導に携わっている。

この映画でも迫力満点のカンフー・アクションが連発して、壮絶な戦いが繰り広げられるシーンに目を奪われます。 

 

その中でも、幻想の世界で武術の鍛錬をする相手である仙人や武神(ジェイ・チョウ)とのアクションシーンは、

「風雲 ストームウォリアーズ 」での異次元的な空間でのアクションシーンを思い出させてくれた。

ちょっと違和感を感じたのだが、こちらの方は幻想の中でのシーンということでよしとしよう。

スー・サン(チウ・マンチェク)と妻の兄ユアン(アンディ・オン)との対決シーンでは、悪の化身となったユアンと激しい戦いを

繰り広げられるのだが、ワイヤー・アクションを取り入れすぎの感じがありましたね。

なぜか最初からのストーリー展開から考えると、別の映画を観ているかのような展開が終盤にやってきます。

それがロシア人レスラーたちとの戦いなのですが、ここで頭によぎったのが「イップ・マン 葉問」で英国人ボクサーとの異種格闘技の

シーンです。

そう思いませんでしたか?皆さん!

ここでのシーンでやっと映画のタイトルの酔拳で戦うのですが、やはり西洋人との戦いはしらけますね。

やはり武功でのアクション対決で締めくくって欲しかったのがホンネです。

まぁ、このように残念なシーンもありましたが、久々にチウ・マンチェクとジョウ・シュンの映画を観ることができましたので一応満足しています。

次は、クライマックスシーンでアジア人での武功対決をまってま~す!

酔拳 レジェンド・オブ・カンフー

 


  


「孫子兵法」のここが面白い!

2012年01月16日 21時16分00秒 | 中国歴史ドラマ

孫子兵法 (2008年 中国)

現在BSの日テレで放映されている「孫子兵法(吹き替え版)」、2010年に10月にTSUTAYAさんよりレンタルリリースされて、

歴史ドラマファンの人は観られた方も多いでしょうね。

私は1年遅れで去年の秋にレンタルで鑑賞しました。

このドラマにはそんなに期待はしていなかったのですが、ドラマ「三国志」のDVDの中の作品紹介で魅力的に紹介していたので関心を持った次第です。

それで、いざ観てみるとこれが結構楽しめる内容でした!

まずは、孫武役の俳優さんの雰囲気とともに人物像(キャラ)が気に入りました。

クールであり自分の想いもしっかりと言葉で相手に伝える。

そして、呉王に総指揮官として仕えていた時、自分の考えを信念を持って伝えて呉王の指示を却下させるなど爽快な気持ちにしてくれます。

あるときは非常までに残酷に、またあるときには友情という絆のもとに思い悩む等身大の人物描写もあり、”孫武”というこの男に惹きこまれました。

脇を固める俳優たちも個性豊かで迫力ある演技で楽しめましたね。

親の代の因縁の戦いで”国無咎”との友情が引き裂かれ敵対する展開も見所いっぱいでしたし、”高紫蘇”との恋仲の場面も好印象をあたえてくれました。

”伍子胥”との共に呉の将軍として行動するなかでのそれぞれの心理的な駆け引きがある場面も楽しめました。

そしてこのドラマで一番むかつく野郎といえば、”伯ヒ(はくひ)”。

悪知恵が働きずる賢いこの男、本当に嫌な奴ですが、こういったキャラの悪役は不可欠ですね。(笑)

ドラマ全般で言えることですが、同じ国の中での覇権争いがあったり、どんどんと強欲になったりする描写はなんだか日本の国会に重ね映って見えました。

まさに各党の覇権争いから党内の内紛までも重なって感じるような内容はある意味こっけいな描写でしたね。

また、ストーリー展開と共に楽しめるのが兵法書「孫子兵法」のセオリーこと戦いの法則ですね。

始計篇・作戦篇・謀攻篇~火攻篇まで13篇ある「孫子兵法」がどの場面で実践されいくのかも楽しめます。

”戦わずして勝つ” ”機に臨んで応変せよ”などの戦略を語るセリフもいいですね。

  

こんな小冊子も出ていて意外と気合いが入っていました!

 

レンタルリリース当時を思い返せば発売が同時期だったドラマ「三国志」の勢いに押されると思いきや、

「孫子兵法」もよくレンタルされていました。

やはりそこは世界的に有名な兵法書の生みの親である”孫武”の波乱万丈の半生を描いたドラマは、歴史ドラマファン

だけではなく注目されたのでしょうね。

ほどよい出演者の数で顔ぶれやキャラも把握しやすかったので、リラックスしてストーリーを追っかけれました。

全41話の約3分の2は”孫武”と”国無咎”の心の葛藤を中心に描かれ、後の3分の1は呉の内政の歪みに苦悩する

”孫武”の姿を中心描かれている。

この歴史ドラマをどう楽しむかは人それぞれですが、武侠ドラマファンの私が楽しめたのは多くの武侠ドラマを手掛けた

”張紀中”(ジャン・ジージョン)による作品だったからかもしれない。

 

孫子兵法 TAUTAYAサイト

BS日テレ 「孫子兵法」番組サイト

 

 


武侠ドラマ 回顧録

2012年01月06日 00時04分57秒 | 武侠ドラマ

皆さん、お久しぶりでございます。 あれよあれよと思ううちに3ヶ月ぶりの更新となりました!

今回は最近見つけて関心を持った動画を幾つか紹介します!

まずは、「射雕英雄伝」のOP曲である”天地都在我心中”です。

ドラマのDVDに収録されているこの曲は音質がイマイチの上一番のみになっています。

この曲はお気に入りなので、音質も良くフルコーラスのこの動画を見つけたときは嬉しかったですね。

※削除されたので後日通常のオープニング映像に差し替えました。

 

 

そして、同じく「射雕英雄伝」のエンディング曲である”真情真美”とともに映し出されている映像ですが、

DVDに収録されているのはスポンサーの名前や画像が重なって(前半部分)目障りでしたね。

この動画ではスッキリした気持ちで視聴できました。(はい!)

※削除されたので後日通常のエンディング映像に差し替えました。

 

 

「笑傲紅湖」では”令狐冲”と"任盈盈"の恋愛描写が良かったですね。

ヒロインが魔教の教主という設定もミステリアスでした。

それにしても”リー・ヤーポン”は「射雕英雄伝」のヒロイン”黄蓉”との恋愛描写も良かったし、ホント惹きこまれる演技でした。(ハイ!)

ということで、なつかしい「笑傲紅湖」の映像をうまくまとめている動画がこれです。


 

今回は簡素なアップになってしまいましたが、近日中にまた更新しようと思います。

遅くなりましたが本年も、「武侠ドラマはハマル!」をよろしくお願いします。

                                                ー アレックス・マサ ー

 


ドニー・イェン 今度は”関羽 ”を演じる!そして”孫悟空 ”も・・・・!

2011年10月16日 01時18分26秒 | 映画

今年は「イップマン・葉門」に始まり「孫文の義士団」「処刑剣」そして、今月17日から主要映画館で順次公開していく「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」と、ドニー・イェン主演の映画が目白押しですが、来年以降に公開が期待される彼の主演映画の情報を探ってみました。

 

関雲長

「五関に六将を斬る」という関羽の有名なエピソードの場面を描いている作品です。

ドニー・イェンの関羽の姿はイマイチ似合っていないようですが、気合の入った剣術シーンに注目しましょうか。

そして、この作品には「新・上海グランド」でヒロインを演じたスン・リーも出演しています。

彼女の登場シーンも楽しみです!

中国では今年の4月に公開され賛否両論の感想があったようですが、自分がどこに注目して観るかによってこの映画の価値観が変わりそうです。

ある記事のコメントでは三国志のストーリーとか関羽のイメージにこだわって観ない方がいいそうです。

かなり脚色しているようなので、着眼点を変えて楽しめればいいかもしれませんね。

関雲長 掲載記事


 

大閙天宮 (原題)

3D版西遊記の映画として製作中のこの作品でドニー・イェンが主役となる孫悟空を演じる。

まだ、詳細は伝わってこないが主要キャストにはチョウ・ユンファ、ピーター・ホー、アーロン・クォックなど楽しみな顔ぶれが揃っているようです。

『大閙天宮(原題)』の撮影の5ヶ月間を予定どおり終えていれば、15ヶ月位かかる3D映像の作成や編集の真っ最中というところでしょうか。

日本での公開はいつになるのでしょうか~。

 大閙天宮 掲載記事

 

 

「武侠 / Wu Xia (ウー・シャ)」 (原題)

今年のカンヌ映画祭に出品された唯一の中国語映画。

冷酷非道な殺し屋を演じるドニー・イェン、そして日本でも知名度の高い金城武が刑事役を演じる!

さらに、往年のカンフー・スターであるジミー・ウォングも出演!

ジミー・ウォングといえば、ブルース・リーの映画が全盛期のころ、「片腕ドラゴン」の主役だったのが彼でしたね。

懐かしい~。

新旧のアクションスターとの対決シーンは迫力満点?

カンフー・アクションを交えながらサスペンス調の展開を見せるこの作品は香港では今年の7月に公開されて評価の方も高いようです。

日本での公開が待たれます!

武侠 / Wu Xia (ウー・シャ) 掲載記事