武林至尊、宝刀もて龍を屠り、天下に号令せば、敢(あ)へて従はざる莫(な)し。倚天出でずんば、誰か与(とも)に鋒を争わん
前 半 名 場 面 回 顧
湖畔での出会い
龍門鏢局で何者かの計略に嵌められた張翠山は琴の音色に誘われ湖畔にたどり着く。
そこで男装姿の殷素素と出会うことになる。
殷素素が龍門鏢局での計略を仕掛けたことを暴露するも、暗器で毒を受けていることを知った張翠山は彼女を助ける。
殷素素と張翠山の会話のやりとりの中からお互いに好意を寄せる想いが感じ取れます。(なかなかいい場面!)
ここから大きく事が動き始める!
王盤山の集会
大小数々の各門派たちが集まっている前で、天鷹教の教主の娘である殷素素によって屠龍刀が披露される。
そこへ謝遜(しゃそん)が屠龍刀を奪いにやってくる。
そして、屠龍刀を奪い張翠山と殷素素の二人も拉致し中原の地を船に乗って離れて行く。
このことにより、張翠山と殷素素はたどり着いた先、つまり冰火島で夫婦となる。
王盤山での争い自体はたいしたことないのだが、金毛獅王と張翠山と殷素素の因果関係が発生した場と考えるとはずせない!
武当山へ大勢の客
張三豊の100歳の祝いに各門派達が訪れる!
実は、10年ぶりに戻った張翠山に謝遜と屠龍刀の行方を問いただすため。
そして、少林派においては龍門鏢局の一件を問いただすたことも含めて訪れている。
大師匠を前に責任を追及された張翠山は自害することに、そこへ、誘拐されていた張無忌が現れるのだが殷素素は張翠山の後を追い自害する。
悲しみにくれる武当派にさらなる追い討ちが。
突然苦しみだした張無忌は玄冥神掌の技を受けていた!
ここでの長いシーンのなかで武芸を使って戦うシーンは一つもないのだが、緊迫した状況に目を奪われます。
正派と明教の戦い
成崑の陰謀により正派の各門派が明教討伐に訪れていた。
峨嵋派に囚われの身となっている張無忌と蛛児もその現場に同行するはめに。
滅絶師太が明教討伐にとどめを刺そうとした時に張無忌が命を張って明教の者たちを救う。
滅絶師太の強烈な三手を受ける場面とともに張無忌の義侠心あふれる光景でもある!
光明頂の秘密
説不得によって拉致された張無忌は光明頂に連れて来られる。
そこでは明教の者たちが教主の座を巡り熾烈な争いを繰り広げられていた。
張無忌は光明頂の中の抜け道で幼い時に出会った楊不悔と楊不悔の小間使いをしている小昭と遭遇する。
小昭が張無忌に対して控えめながらも可愛く接する姿が印象的ですね。
その気持に張無忌は惹かれてしまう場面も!
また、ここで発見した奥義書により新たな技を習得する。
光明頂の戦い
明教と六大門派が戦っているところへ張無忌が姿を現す。
この戦いは成崑(法名 円真)が企てたものだと事の真相を明かすのだが、六大門派の武芸者たちは聞く耳をもってくれない。
張無忌は(この時点では壮阿牛の名をなのる)やむなく六大門派たちと対峙することに。
さらに、この場で滅絶師太の命令によって周芷若の剣を胸に受けることに!
そして、武当派の師叔たちに本当の名を告げることに。
また、この場の争いを体と義侠心をもって解決したことによって明教の者たちから教主の座を指名されることに。
ここの場面は前半の一番いいシーンではなかろうか!(と私は思います)
緑柳山荘
明教の一行は超敏に緑柳山荘に招待される。
そこには峨嵋派が持っているはずの倚天剣があった!
超敏は張無忌に関心を持ち何かを画策していく。
この場面はヒロインである超敏が張無忌に対して武芸で腕試しをしながらも心の中にも入り込んで行こうとする場面ですね。
張無忌は超敏の上を行く武功で彼女を翻弄するのだが、やがて超敏の考えに振り回されることになる。
これで張無忌を巡る4人の美女がすべて彼との関わりを持ち彼女たちとの恋心とともに屠龍刀を巡る争いにしだいに巻き込まれて行く。
武当山襲撃
身分を偽って武当山へ戻った張無忌は大師匠の太極拳の技を目の当りにする。
大師匠(張三豊)の身を心配して戻っていたのだが、そこへ明教の名を語る超敏率いる朝廷の者たちがやってくる。
超敏は張三豊に対して武当派は朝廷に屈服せよと迫るのだが・・・・!
ここでは超敏の配下と対決する張無忌の姿がクローズアップされるとともに、大師匠に張無忌本人であることを話して感動の再会を果たす。
張無忌と超敏は現時点では敵対関係にありお互いをけん制しあう状況。
超敏の凛とした男装姿で扇子の使いこなす様子が粋ですね!
師叔たちの受けた傷を治すために黒玉断続膏を差し出すように要求するのだが、それに対して超敏は三つの約束をさせようとする。
この約束が後々色々な局面で取り出され張無忌は精神的に追い込まれることに!
無忌の母が死ぬときに言った”決して女に気を許してはいけない、きれいな顔をした女ほど人を騙すのがうまい”という言葉が現実味を帯びてくる!
訂正 スペシャル第一弾の記事で掲載していた ”胡青牛” の写真は間違いでした。
ドラマを観てすぐ気づきましたがこの場で訂正させていただきます!
彼は "宋青書” で ”張三豊の一番弟子の ”宋遠橋” の息子で、武当派の掌門にと嘱望されるが、”周芷若” に横恋慕して身を滅ぼしてしまう気の毒な男です。
肝心の ”胡青牛” の写真は見つからず、唯一見ることができるのが チャンネルNECO 登場人物 明教 です。
お知らせ 武侠ブログの大先輩でおられます ”洪八公”殿がイベントを企画されています!
本当に武侠ドラマの布教活動には頭が下がる思いです。
同じ武侠ドラマファンとしてブログを通じて情報発信が出来ればと思っています。
私は行くことが出来ませんが、このイベントが大盛況になりますようにお祈りします。
《倚天屠龙记》 游戏的世界