神雕侠侶~天翔ける愛~(2014年:中国)
2019年1月にレンタルリリースが開始され2年が経過!
全巻揃ったら観ようと思ってたら2021年になりました。
先日10日間程で全話鑑賞です。
YouTubeの動画予告で確認した時に小龍女役の女優さんの表情があまり気に入らなくてのんびり構えていたら現在に至った次第です。
2006年版で大筋の流れは知ってたので今度はどんな描写が見えるのかなという思いでした。
結論から言いますとしっかりと楽しませていただきました。
自分の気持ちの中で過小評価していたのだと思いましたね!
初めて神雕侠侶をこの2014年版を先に観て後で2006年版を観た人は2014年版の方がお気に入りになるかもしれませんね。
演じる役者さんやお気に入りのシーン、そして私が一番大事だと思ってる人物描写から伝わってくる感情移入が出来るかでずいぶん作品の印象が変わってしまいますからね。
途中リタイアありきで観始めましたが楽しめる要素がたっぷり入っていて満足しました。
しいて言えば小龍女の表情ですかね!特に武芸を使っての対決シーンで研ぎ澄まされた凛とした表情が少なかったかなー!
そのなかで唯一と言ってもいい研ぎ澄まされたいい表情になったシーンがありました。
それが楊過と一緒に赤の花嫁衣裳で絶情谷の谷主と対峙する時でしたね!このときの小龍女の顔は最高に良かった。
まさに女侠の表情!
思わずこの表情作れるじゃないか!と思ったほどでした(笑)
2014年版では前作2006年版であまり描かれてない主要人物を中心にかなりの回想シーンを取り入れてました。
しかも深堀で!
登場人物紹介
序盤は悪行をやり続ける李莫愁の悲恋の回想シーンを始め古墓派の開祖の林朝英と全真教の創始者の王重陽の悲恋など
その後も欧陽鋒、一灯大師、洪七公、などなどかなりたくさんの回想シーンが盛り込まれてます。
武侠ドラマファンならここまで丁寧に描いてくれて喜んだ方も多かったでしょうね。
反面武侠ドラマ歴浅い方やよく知らない方は退屈する時間だったことでしょう。
私が思うにどのジャンルのドラマや映画でもさりげなく観ても楽しめる作品もありますがどの観点から見るかそしてみたい要素がたくさんあればその分たくさんの楽しみ方や面白さが見いだされるとおもってます。
武侠ドラマの静の部分では説法や絆の描写に加えて胡弓や琴の音色までが素晴らしい演出を感じとります。
動の部分では剣の技は勿論のこと手や足、指の動き関節までが武芸の美技として映してくれます。
このどちらかに偏りすぎると作品の物足りなさを感じるかもしれませんね。
※後日追記入れますね!
さて、ここから更新記事です!
武侠ドラマ初心者の方、またたくさんの武侠ドラマを観てこられたコアな武侠ファンの方そしてたまたまこのブログにたどり着いた方!
皆さんそれぞれの立場でこの記事を読んでくれてる事と察します。
武侠ドラマに限らずどんな映画やドラマでもそうですがその作品の関心度がたくさんある方が楽しめるし感動もできるかと思います。
出演する俳優さん、好きな監督さんの作品、また予告編などで得た情報で興味をもったりと色々あると思います。
ここでちょっとだけ私の勝手な観点からこの武侠ドラマの魅力を探ってみたいと思いますね!
其の一!
自分の好きな場面はここだ!
私のお気に入りは陸家荘で行われた英雄大宴ですね!
ここには喜怒哀楽がたくさん詰まっており見ごたえあるシーンが続きます。
丐幇(かいほう)の新幇主と武林の盟主を決める場面ですがほんとに素晴らしい描写です。
ここに蒙古の手練れ達が割って入ってきます。
武芸での対決はもとより舌戦も楽しめます!
それにここで楊過は行方が分からなかった小龍女との感動的な再会!
楊過は洪七公から伝授された打狗棒法でクドゥをこてんぱんに叩きのめす!
又小龍女と金倫法王の対決も見応え十分!
英雄大宴が終わってからの宴の場での師弟愛の事で郭靖夫婦と確執!
どれをとっても私にとっては楽しくそして感動的な場面でしたね。
たくさんお気に入りある中でも一押しの場面でした。
英雄大宴でのシーン動画(最初の方) ↑
ついでに短いシーンですがここも載せておきます。
クドゥが勝手に乗り込んで持ってきた書状を読み上げるシーン!
負傷した郭靖に代わり黄蓉が立ち会うことに!
相手がよく見えないように屛風をはさんでの言葉のやり取りですが英知に優れた黄蓉の凄み!
そして一瞬に暗器が飛び交う状況は何だか惚れ惚れしましたね。
研ぎ澄まされた感じの雰囲気で静の空間ですが僅かな動の描写が冴えわたったワンシーンでした(笑)
其の二!
敵キャラが素晴らしと作品が盛り上がる
悪事を働くけどお気に入りの敵キャラっていませんか?
わたしのお気に入りの敵キャラをご紹介します。
先ずはこの2014年版の神雕侠侶に登場している李莫愁です。
上に李莫愁の写真を貼ってますが私のホントお気に入りは2006年版の方ですね。
勿論どちらの李莫愁においても神雕侠侶では大敵ですが時として一緒に行動して助け合うなど万事が悪でもないのです。
悪事を働きながらも李莫愁の魅力もしっかりと描かれてます。
で、私のお気に入りの2006年版で李莫愁の衣装は魔法使いを連想する個性的なもの、ヘアスタイルもイカしてますね。
演じた女優さんの眼力や立ち振る舞いがかっこいい!
そしてもう一人お気に入りの敵キャラは東方不敗ですね!
こちらは「笑傲江湖2013年版」での敵キャラです。
東方不敗を演じた女優さんも相当な眼力の持ち主で美人ですね!
邪派の日月神教の教主で悪事を働くが正派の令狐冲に恋心を抱く姿は敵キャラを超えた存在かも!
この女優さんの東方不敗は人気だったのかスピンオフの動画が制作されましたね!
当ブログでも紹介しています。
本日はここまで!後日追記
ここから更新です!
其の三!
主役の楊過と小龍女のヒーロー&ヒロイン以外にたくさんの個性的なキャラの登場人物がいます。
周伯通、欧陽鋒、公孫止、裘千尺、金倫法王など蒙古の手練れ達・・・まだまだいますが!
先ずは楽しませたくれた女性達をピックアップ!
楊過と時々行動を共にする陸無双のキャラがいいですねー!
口は悪いが楊過の事が好きで色々と構ってしまうおてんば娘だが心は優しい!
一緒にいる場面では楽しくお似合いの二人に思えたのは私だけではないはずです。
もう一人は郭襄!
彼女は終盤のヒロインと言っても過言ではないでしょうね!
とてもキュートで優しくそして行動的で物怖じしない性格は観ていて楽しく癒されますね。
悪い輩達にも優しく接する事で友達になるところなどは彼女の性格をクローズアップした感じに思えます。
神雕侠(楊過)に出会い貰った金針を使ってお願いするシーンは感動で涙が出ました!(※2006年版のシーンの方で!)
今度は腹立つキャラで一人!
たぶんほとんどの人が腹立つ奴一人選べと言われたら郭芙を挙げるのではないでしょうか。
わがままで傲慢で口も悪い!楊過の片腕を切り落としても自分の正当性を主張する始末!
耶律斉と夫婦となるが斉の誠実な性格を考えると芙にはもったいないね!
次女の郭襄は姉の郭芙を反面教師にしたのかもしれません(笑)
(2006年版の郭襄)
エピソードピックアップ!
さて、久々にブログアップするにあたりネットで情報集めてみました!
まずは楊過と小龍女演じたこのお二人さん!
神雕侠侶では困難を乗り越えて見事に夫婦になりましたが実生活でもご夫婦になったそうです。
このドラマがきっかけでだと思われますがキャスティング決めるときにプロデューサーに楊過役の彼が小龍女役に彼女を強く薦めたそうです。
お気に入りの女優さんを抜擢してもらって演技にもキスシーンが多かったのは何となく納得できますね。
2006年版はここまでチュッチュッやってませんからね(笑)
ドラマのなかでも楊過は知恵が回るけどリアルでもチェン・シャオはミシェル・チェンを娶るための計略を企てた策士だったかもしれませんね。
チェン・シャオ&ミシェル・チェン
中国エンタメ
2006年版で楊過を演じたホァン・シャオミンを報じた記事!
中国エンタメ 2
記事は5年経過しているのでアジアのエンタメ通の方には既にご承知であれば悪しからず!
「神雕侠侶2014年版」で共演している楊過役のチェン・シャオと黄蓉役のヤン・ミンナーは「笑傲江湖2013年版・月下の恋歌」でも共演をしています。
林平之役のチェン・シャオは両親を殺され復讐に燃える青年で華山派に入門して後に辟邪剣譜を習得する。
寧中則役のヤン・ミンナーは岳不群の妻で彼女自身も優れた剣術の使い手として活躍。
こちらもお薦めのドラマです!