屋久島・宮之浦岳(1,936m) ((3)のつづき)
高盤岳の展望台からしばらく歩くと、小花之江河・次いで花之江河の2つの湿原に出ます。宮之浦岳まで、距離にしてほぼ半分にあたるところです。高層湿原の中では、日本で一番南にあります。ここは屋久島、さらに南の奄美群島や沖縄県に同じ場所はありません。湿原といっても、尾瀬のようなみずみずしい雰囲気は少なく、土の部分がかなり多くなっています。土砂が流入して、湿原の姿は昔から変わってしまったようです。しかし、地面に陽光があたっているのは強烈なくらい眩しく、すごさを感じるところでした。杉の巨木は、幹が眩しいくらいに白いです。
中でヤクシカが歩いているのもユニークでした。本州の鹿より、大きさは小さい気がしました。
ゴールの宮之浦岳はまだ姿が見えません。
ここから次のポイント・投石平まで、登ったと思ったら下りで、なかなか近づきません。ロープを伝って下る急斜面まで現れました。
(登頂:2016年4月下旬) (つづく)