高尾山(599m)・小仏城山(670m)・景信山(727m)・陣馬山(855m) (つづき)
小仏城山から小仏峠まで下ります。
峠にお店が出ていました。何の店かなと思ったら、売っているのは地図でした。
売っているのは「登山詳細図」シリーズの「踏査・総括」を担当している守屋次郎さん本人で、小仏峠には何回も地図を売りに来ているようです。わざわざ山中で地図を売るとは大変だと思いましたが、ここを歩く人のほとんどは登山の人ですから、普通に本屋さんで販促活動するよりよく売れることでしょう。
このシリーズは、地図の縮尺が15,000分の1、あるいは16,500分の1と大きく、細かいところまでとてもよく分かります。調査しているコースの数も多いです。5万分の1の地図だと読み飛ばしてしまいそうなところも、しっかり頭に入ってくる気がします。
ここで”東丹沢”の地図を買いました。すでに持っている”西丹沢”とあわせて、丹沢登山では役に立つでしょう。
地図に示された距離は全て実査しているとのことで、メジャー(地面をコロコロ転がして距離を測る)の実物も置かれていました。
守屋さんとは少し話をし、まだ歩いたことのない「北高尾山稜」コースのことを教えてもらいました。
景信山からさらに陣馬山まで歩き、「信玄茶屋」でコーヒーをいただきました。広場のような山頂の雰囲気、そしてこちらのコーヒーは縦走の締めくくりに欠かせません。奥高尾縦走は、体力的に楽・あるいは帰りの交通が便利ということで、陣馬山⇒景信山⇒高尾山のコースが紹介されている本もありますが、逆の順番がおすすめです。その方が、朝早く人出の少ない時間に高尾山を歩けるというメリットもあります。
この後一ノ尾尾根を下って、藤野の「東尾垂の湯」につかって帰りました。歩いた距離はおよそ19kmでした。かけ流しの温泉が気持ちよく、食事も美味しいのでよくお世話になっています。JR中央線の藤野駅から無料の送迎バスもあります。
(登頂:2015年9月中旬)