東ヌプカウシヌプリ(1,252m)
トムラウシは、日本百名山の中でただ一座、名前がカタカナの山です。トムラウシの周りにも、大雪・十勝にはニペソツ山・ウペペサンケ山・オプタテシケ山など、アイヌ語の山々があります。トムラウシの5文字を超えると、名前に長さが出てきます。
「東ヌプカウシヌプリ」くらい長くなると、1回読んだだけでは覚えられません。東の後が8文字なので、2文字ずつ4つに区切ってしまいそうになりますが、最後の「ヌプリ」3文字で山の意味です。北海道には「ヌプリ」で終わる名前の山がたくさんあります。ニセコアンヌプリはスキー場で有名ですが、その近くにもチセヌプリ・イワオヌプリといった名前の山々があります。
ヌプリの前のウシは、トムラウシと同じですが、意味も同じなのかたまたま同じ読みが出てくるのかは分かりませんでした。
トムラウシの2日後に東ヌプカウシヌプリに登りました。名前は長いですが、登山道は逆に短く、あっという間に登れます。登山口のある白樺峠までは車道が通じ、山頂までの所要時間は1時間10分でした。ところどころ倒木はありましたが、難しいところはありませんでした。草原の中に伸びるシラカバの木、登山道の針葉樹林、山頂からのどこまでも続く十勝平野、楽に登れても北海道らしさを味わえる山でした。
峠まで戻った後、車道を下って然別湖まで出ました。北海道の湖では最も高い場所にあります。
(登頂:2018年8月中旬)