心が満ちる山歩き

美しい自然と、山に登れる健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山・街歩き・温泉・クラシック音楽‥‥

北高尾山稜 アップダウンの連続する充実したコースを歩く(2)

2017年01月08日 | 奥多摩・高尾・陣馬


北高尾山稜(八王子城山(435m)~堂所山(731m)) (つづき)


 今日の紅葉はよかったです。高尾山のように真っ赤で鮮やかな紅葉はほとんどないのですが、距離をとって俯瞰した時の様子がとてもよいのです。歩いた道を振り返り、鞍部から見上げた紅葉もいい雰囲気でした。


 堂所山の近くでは、かなり笹が伸びていて、かきわけるように進みました。
 高尾でこんな歩きを楽しんだことはありませんでした。このルートは歩く人の数が少ないのだと思います。
 もっとも、進む先の方向ははっきりしていて、道に迷う心配はありません。


 堂所山は北高尾山稜のゴールで、メジャールートの奥高尾縦走路とぶつかります。左に行けば景信山から城山を経て高尾山、右側は明王峠から陣馬山です。今は午後2時半、景信山までなら間に合いそうな時間でしたが、もう十分歩いたのと、下山した後の交通を考え、一番近い明王峠から下るルートをとることにしました。直接JRの相模湖駅にたどり着けるので便利です。
 堂所山は奥高尾縦走路上の小ピークですが、山頂をカットして斜面を巻く道もあります。今まで巻き道しか通っておらず、堂所山には登ったことがありませんでした。

 いつも賑わう奥高尾縦走路も、平日の今日は静かでした。ひどいのは道のぬかるみで、落ち葉を踏む音が心地よかった北高尾山稜からは驚くほどの変わり様です。これは先週降った季節外れの雪のせいでしょうが、北高尾の方にはこんなひどい場所は一つもありませんでした。もしかすると、歩く人の数があまりにも多いので土が踏み固められ、回復が遅いのかもと思いました。
 二つのルートを歩く人の数を比べれば、奥高尾の方が何十倍も多いでしょう。
 北高尾の方も歩きやすかったし、危ない場所は一つもありませんでしたが、遠くまで眺望のきく場所がほとんどないのと、アップダウンが多いのとで、奥高尾のように人が押し寄せることはなく、いつまでも静かであり続けるでしょう。
 東京の大都会から近い高尾山のエリアにも、これだけ落ち着いて歩ける道があるということが貴重です。




 (登頂:2016年12月上旬)



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