大岳山(1,267m)
年が明けても暖冬です。仕事で上越新幹線に乗ると、スキー客が去年よりも全然少ないと感じます。
それでも、1月18日に関東の山で雪が舞ったと知って、翌日奥多摩に行きました。早く標高の高い場所まで上がりたいと思い、御岳山のケーブルカーを使うことにしました。
青梅線は、線路沿いには雪がありませんが、車窓から見上げる山々には雪があります。
御嶽駅(「御岳山」とは字が違います。)からケーブル乗り場(滝本駅)までのバスは満員で、一台では乗り切れずに臨時便が出ました。先に臨時便、後で定期便が発車しました。
御岳山のケーブルカーは、登り始めに出てくるコンクリート製の橋が、自然と近代がうまく合わさった雰囲気でいいと思います。
少なかった雪は、終点に近づくにつれて増えてきました。出発地点の滝本駅の標高は407m、終点御岳山駅は831mとなっています。
ケーブルカーで日本一の急坂は高尾山(31度)にあり、ここ御岳山は高尾山には及びませんが、区間全体を通した勾配の平均は22度で、これは関東一とのことでした。
中間地点には、スカイツリーと同じ高さであることを示す標識があります。
ケーブルの終点から山頂の武蔵御嶽神社までは、およそ1kmの距離があります。
歩き始めると間もなく、山頂近くに宿坊が建ち並ぶ風景に出会います。
奥多摩の中でも好きな景色の一つです。ここは山に開かれた小さな都です。
神社までの道の途中には青梅市の診療所もあります。毎週火曜日・金曜日の午後2時25分から3時15分までが診療時間とのことでした。
(登頂:2020年1月中旬) (つづく)