ニューヨーク/世界発~徒然草~

ニューヨーク在住の筆者(M)と世界中を飛び回る筆者(T)が綴る、自由気ままな日記帳

ニューヨークの不動産

2007年01月23日 | Weblog
ニューヨークの不動産は、都心とあって高い。マンハッタンほどではないが、クィーンズでも馬鹿にならない。バブル崩壊だといわれても、賃貸物件は例年どんどん値上がりしている。1年又は2年単位でリースの契約を延長してきた。今年も!?と思いながら、お引越し計画を始めてみた。なかなか手の出せる物件はないが、購入可能なものはないか、ちょっくら調べてみることにした。

当然一戸建てってのもあがるが、問題外。そこで、ニューヨークに多いのがコープと呼ばれるもの。コープは、アパートの住人が、購入しようとする部屋(ユニット)の株券を持つことで株主となり、住人で組織される経営実行委員会が色々なことを決議する。もちろん、その中には、新しい住人を受け入れるかどうかのインタビューとか。つまり、お金を持っていても、売ってもらえるとは限らない。良くも悪くも、住人の選定がおこなれるわけです。そしてアパートそのものは、その建物と敷地および空中権を所有する株式会社なのです。
そして、数はとても少ないけど、コンドミニアム(日本で言う分譲マンション)もある。コープと違う点は、所有者は不動産の権利(Title)を持つ点。制約がなく改装、売買、賃貸も比較的自由。住人の入れ替わりが激しかったり、変な人が引っ越してきたりする可能性がないとはいえない。

さすが、なにかというと裁判、契約書!みたいな世界。フローリングの床の80パーセント以上をカーペットで覆わなければいけない、なんていう条項まで入っているのは当たり前。しかも、不動産の購入となると、エスクローという制度などがあったりして、当然のことながら弁護士が必要になる。

頭金はもちろん、弁護士代とか、とにかく費用がかかるっ、かかる。

なかなか良い物件がないもんだ。予算があればなああああ。ローンも沢山は組めないし。むむむっ、難しいもんだ。