草木染めニットALUNのHPをやっとこさリニューアルしました。
草木染めを始めて、かれこれ30年以上になるんですよ~!
最近は若い人のpasshonnには、かなわないな~と少々疲れてきておりますが
あたらしいページができて、まだまたやるか!!
と、ポジィティブな気分になっております。
こちたのリンクからご覧ください→→ クリック
HPからabout meのページを抜粋してみました、草木染めを始めたころのエピソードです。
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草木染めニットALUNのネームの由来の物語
ALUNはアルンと読みまして、デンマーク語でみょうばんの意味です。
草木染めでは、染料を定着させるために、媒染という行程を行いますが、みょうばんは媒染剤の代表格です。
硫酸カリウムアルミニウムといいまして、アルミの金属塩。
水の中の染料分子を繊維の中のタンパク質にがっちり結びつける役目をします。
なぜに、みょうばんがネームになったのか・・
草木染めを始めた当初、私はエコ人間で、
ケミカルな媒染剤が出来てなかった昔に、ウール染めには一体何を使っていたのかとても不思議だったのです。
日本古来の草木染めは、泥染めや灰汁媒染など自然の中にある金属の作用を利用したものがあり、
文献もありましたが、それは全て絹や木綿、麻の染色。
ウール(毛糸)はもともと日本にはなかったものなので、
昔の染め方のついての資料が見つかりませんでした。
その頃(1985年)に、ヨーロッパ・北欧に旅行に行く機会があり、
工芸に関連する博物館などでわからないかと、行き当たりばったり現地で情報を収集して探しまわりました。
そしてデンマークのLejreというリサーチセンタでやっと探し当てたのです。
そこは、日本では考えられないほど、広大な敷地に茅葺き屋根の竪穴式住居が点在し、
昔の人の生活を体験させてくれるとても素敵な施設で、
草木染めのデモンストレーションをしている場所もありました。
今思うとMordant(媒染剤)という単語すらしらないでよくぞ話が通じたと思いますが、
そこで担当の方にALUNと書かれたメモ頂き、薬局で購入するまでこぎつけ、
ついに最古の媒染剤を発見したぞ!と喜び勇んで帰国したのでした。
さてしばらくして、使ってみましょうかと、包みを開くと、写真のキラキラの結晶が現れました。
ところがそれ、何の事はない、いつも使っていたみょうばんと全く同じものだったのです。
大発見と思った幻の媒染剤が。。
えっ?なに?いつも使ってるのと同じもの?
探していたものは、すでに自分で使っていたんです。
みょうばんとはもともと天然にあって、現代では塩のようにケミカルに作った物が安価に出回っていると言う訳でした。
かくして安心してみょうばんの媒染が出来るようになったのです。
そんな思い出があって、わたしも人と草木染めを繋げる媒染剤になりたいという想いも重なり
ブランド名をALUNにしました。
インターネットすぐ調べられる今では考えられない、昔昔のお話でした。
(((o(*゜▽゜*)o)))……
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