8月の中旬に梅雨のような雨日小雨交じりの曇日が6日も続き、久しぶりに晴日となった7日目の朝6時。
まぶしい朝陽を浴びながら日課の菜園巡回をしていたらオクラ畑の一角でとんでもない光景を目にしたのでした
OH My God なにしてんのー
カタツムリの大群(大・中・小のカタツムリ)がオクラ畑の4~5株の葉の表や裏にびっしりいて、まさに朝食まっさい中でした。
↓借り画像ですが、このような感じで葉をむさぼり食べていました
こりゃ大変だぁ~放置してたらオクラ畑の葉すべて食い尽くされちゃう と思い、片っ端から捕まえたところ、あっという間に両手いっぱいになってしまいました
長いこと生きてきて、手のひらいっぱいにカタツムリを捕まえたのは生まれて初めて。
子どもなら喜ぶかもしれないけど、カタツムリは害虫でしかもナメクジとともに寄生虫がいる要注意害虫。
最初は素手で捕まえてたけど...彼らには寄生虫がいる個体もあることを思い出して途中で手洗いしゴム手袋つけて捕獲作業。
しかしナメクジとカタツムリの這った跡に付くネバネバ粘液、手に付着すると水洗いでは簡単に落ちない拭えないことに改めて驚きました。
石けんならすぐ落ちるけど...あの粘液にも寄生虫がいることがあるんでネ
で、カタツムリのことあまり知らなかったので改めて調べたら、アマルの菜園で捕まえたのは”ウスカワマイマイ”という農業害虫。
(下の画像・気分が悪くなるので嫌な人はスルーしてネ)
豆知識:ウスカワマイマイ(薄皮蝸牛)&ナメクジ...
ウスカワマイマイとナメクジには共通する習性がある。①夜行性、②高い湿度を好む。ジメジメとした湿度が高い場所を好むので、日中は、ウスカワマイマイは植物の株元、壁・石垣の隙間等、ナメクジは落ち葉や地面上のブロックや石の下等に潜み、夜になると活動を開始する。ウスカワマイマイは明るく開けた環境を好む種類で、人家近くの庭園や農耕地に多く見られるが、山林では見つからない。
ウスカワマイマイ、ナメクジには、病原性微生物(広東住血線虫)が寄生している恐れがあるので、くれぐれも素手で触ることのないように。
被害:ウスカワマイマイ、ナメクジともに柔らかい身体とは似合わないヤスリ状(鋭い)の口(正しくは歯舌)をしていて、その口を使って、作物の葉や果実を削りとるように食害する。果樹、野菜類、花卉類等、寄種範囲が広いことが特徴で、特にキャベツ等のアブラナ科作物を好む。
残酷だけど、大きめなマイマイは瞬殺・踏み潰して、小ぶりのマイマイは金魚(大琉金)たちの生き餌にした。
でも、最初は物珍しく一気に食べた琉金たちもあまり美味しくないのかそのうち食べなくなり、水槽底に水死したマイマイの死骸を多く発見。
話を戻して、オクラの葉をボロボロにしていたのがウスカワマイマイだとわかると、
隣接する芽キャベツ畑の新葉(幼葉)の大きな食害(定番害虫:コナガ、ヨトウムシ、アオムシにしては葉の食害面積が広く一晩にして蝕むスピードもメチャ早く
アファームやオルトランなど薬剤散布したにも関わらず殺虫効果がなかった)もキャベツ好きのマイマイやナメクジたちの仕業だったことに納得。
何はともあれ早急に大量発生したマイマイを駆除しなくてはということで、
マイマイ大量捕獲当日は適当な殺虫剤がなくアマル父が昔使っていたナメクジ&カタツムリの逃避剤があったので、オクラや芽キャベツ畑のすべての株元周辺に撒いたものの、
駆除効果は当然なし。
そこで天然由来の無機化合物(燐酸第二鉄)薬剤、スラゴ(ナメクジ・カタツムリ駆除剤)を見つけ入手し、
即、芽キャベツやオクラの株元周りや圃場のマルチ通路全体に散布。ついでに球根(アイリス・スイセン)類を植えているプランター7つにも撒いてみた。
翌日・翌々日と圃場やプランターに貼り付いているマイマイを散見し、駆除効果がなかったのか少々がっかりしていたところ、
散布から3~4日後、芽キャベツの株元やプランター地表面に多くのマイマイが動かず固死している姿を発見。
大きな効果があったようで、その後の芽キャベツやオクラ葉の食害は激減。9月に入ると順調に生育していきました。
しかしなんで今年に限ってこんなにカタツムリが大量発生したのか?
考えても思い当たる節がなかったのですが... 庭や菜園を眺めること2日...
アレッ..もしや
毎日野鳥たちが来てたとき、庭や菜園の中をウロウロして...何かをついばんでいたけど...
それがカタツムリやナメクジ、バッタやカメムシほかを食べてくれていたんじゃないかと...
そうだよッ! きっとそうだ イヤッ絶対そうだ
鳥たちが来なくなったのが6月。すぐに梅雨になって、カタツムリの生育に申し分のないジメジメ環境で天敵もいなくなり交尾や産卵を繰り返しドンドン繁殖したのでしょう。
野良ネコ逃避の仕掛けで、害虫を食べてくれていた野鳥まで追い払ってしまった。
自然界のオキテ。食物連鎖を自ら断ち切る愚かな行為をしてしまった。
オキテ破りの報いとして、アマルはその洗礼を受けたわけです
↑出典:(財)日本生態系編著『 環境を守る最新知識【第2版】』より
食物連鎖に気づいた日。即、庭の要所に設置していたにせネコ、おどしネコたちを撤去。
はたしてこれで野鳥たちが戻って来てくれるか?
...時間がかかるかもしれないけどじっくり観ていこう
ではでは。 Ciao!
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