まずは前回の回答。
自分があてはまると回答したグループの割合は、
①積極型消費者⇒5.5%
②健康志向型消費者⇒16.6%
③無関心型消費者⇒23.0%
④分裂型消費者⇒52.4%
この調査で見逃せないのは、食の安全のためなら少々高いお金を出すという「①積極型消費者」「②健康志向型消費者」の2つを合わせても22.1%しかいないのに対して、食の安全に注意するものの特別なことはやっていない「④分裂型消費者」が全体の半分以上いること
つまり、半分以上の人が、食の安全に関して意識と行動が一致していない。確かに、農薬や添加物は体によくないとは思いつつも、安かったり面倒くさかったりしたらそれを選んでしまう。
そんな「分裂型消費者」と、そもそも食の安全にあまり興味がない「③無関心型消費者」を足すと、75.4%にもなってしまう。
いうなれば、国民の75%が安全性に無関心だということです。
それは別の見方をすれば、4人に3人の消費者が農薬や添加物を黙認あるいは支持しているといえます。
75%の人が食品添加物を支持している。
これで安部さんの著書のサブタイトルになってる「みんな大好きな食品添加物」の意味がわかった。
私の周りでも悲しいかな体によくないことは知りつつも、食の調達が毎日コンビニからという男の子や、食事は安くあげる主義といってカップ麺やコンビニでサンドイッチあるいは菓子パン一個と小パックジュースで済ませる女の子を目にする。
阿部さん自身も語っているんだけど、世の中から食品添加物などなくすためには消費者が「添加物入りの食品を買わなければいい」。
それだけでスーパーやコンビニの店頭からどんどんまがいものはなくなっていくと。
しかし、私たち(消費者)が食品に「安さ」「手軽さ」「便利さ」を求め、添加物を支持しているという現状がある以上、製造側(メーカー)が加害者で消費者が被害者という図式は成り立たない。
消費者もまた、添加物蔓延の片棒をかついでいることにほかならないからです。
何しろ消費者は「安い」モノが好き。
「安くないと売れない」と断言するスーパー側(販売者)。売値を落とすためにメーカーに納入(卸値)の交渉(ダンピング強要)をしてくる。
原価を下げられない(廃棄率を押さえ利益を確保しなければならない)メーカーは添加物でモドキ商品まがいもの商品を次々に開発し、熾烈な競争市場で生き残りをかける。
この悪循環のトライアングル。
多くの消費者は(安くて便利でおいしけりゃ)それで満足なんだよね。
つづく
<画像>ミックスサンドの食品表示
原材料名:パン、卵サラダ、玉葱入りツナサラダ、ハム、レタス、ドレッシング、キュウリ、イーストフード、Ⅴ.C、調味料(アミノ酸等)、酸味料、pH調整剤、グリシン、酸化防止剤(V.C)、増粘多糖類、リン酸塩(Na)、香辛料、コチニール色素、香料、発色剤(亜硝酸Na)、酵素(原材料の一部に乳大豆,豚肉,りんご,ゼラチンを含む)
↑赤色が食品添加物です。
食品表示の中には一括表示のものもあり、実際に使用されている食品添加物のすべてが表示されているわけではありません。ミックスサンド一つに延べ60~80種類もの食品添加物が使われているとも言われています。
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自分があてはまると回答したグループの割合は、
①積極型消費者⇒5.5%
②健康志向型消費者⇒16.6%
③無関心型消費者⇒23.0%
④分裂型消費者⇒52.4%
この調査で見逃せないのは、食の安全のためなら少々高いお金を出すという「①積極型消費者」「②健康志向型消費者」の2つを合わせても22.1%しかいないのに対して、食の安全に注意するものの特別なことはやっていない「④分裂型消費者」が全体の半分以上いること
つまり、半分以上の人が、食の安全に関して意識と行動が一致していない。確かに、農薬や添加物は体によくないとは思いつつも、安かったり面倒くさかったりしたらそれを選んでしまう。
そんな「分裂型消費者」と、そもそも食の安全にあまり興味がない「③無関心型消費者」を足すと、75.4%にもなってしまう。
いうなれば、国民の75%が安全性に無関心だということです。
それは別の見方をすれば、4人に3人の消費者が農薬や添加物を黙認あるいは支持しているといえます。
75%の人が食品添加物を支持している。
これで安部さんの著書のサブタイトルになってる「みんな大好きな食品添加物」の意味がわかった。
私の周りでも悲しいかな体によくないことは知りつつも、食の調達が毎日コンビニからという男の子や、食事は安くあげる主義といってカップ麺やコンビニでサンドイッチあるいは菓子パン一個と小パックジュースで済ませる女の子を目にする。
阿部さん自身も語っているんだけど、世の中から食品添加物などなくすためには消費者が「添加物入りの食品を買わなければいい」。
それだけでスーパーやコンビニの店頭からどんどんまがいものはなくなっていくと。
しかし、私たち(消費者)が食品に「安さ」「手軽さ」「便利さ」を求め、添加物を支持しているという現状がある以上、製造側(メーカー)が加害者で消費者が被害者という図式は成り立たない。
消費者もまた、添加物蔓延の片棒をかついでいることにほかならないからです。
何しろ消費者は「安い」モノが好き。
「安くないと売れない」と断言するスーパー側(販売者)。売値を落とすためにメーカーに納入(卸値)の交渉(ダンピング強要)をしてくる。
原価を下げられない(廃棄率を押さえ利益を確保しなければならない)メーカーは添加物でモドキ商品まがいもの商品を次々に開発し、熾烈な競争市場で生き残りをかける。
この悪循環のトライアングル。
多くの消費者は(安くて便利でおいしけりゃ)それで満足なんだよね。
つづく
<画像>ミックスサンドの食品表示
原材料名:パン、卵サラダ、玉葱入りツナサラダ、ハム、レタス、ドレッシング、キュウリ、イーストフード、Ⅴ.C、調味料(アミノ酸等)、酸味料、pH調整剤、グリシン、酸化防止剤(V.C)、増粘多糖類、リン酸塩(Na)、香辛料、コチニール色素、香料、発色剤(亜硝酸Na)、酵素(原材料の一部に乳大豆,豚肉,りんご,ゼラチンを含む)
↑赤色が食品添加物です。
食品表示の中には一括表示のものもあり、実際に使用されている食品添加物のすべてが表示されているわけではありません。ミックスサンド一つに延べ60~80種類もの食品添加物が使われているとも言われています。
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