フランスの大人の恋愛は

2005-10-11 10:17:49 | 男と女話
我が国では「不倫」イコール「不貞」。
社会からタブー視される男女の行動だ。

しかし、フランスにおける男女の恋愛を目の当たりにすると
独身者も既婚者も、自由な恋愛を謳歌している。

善意の第三者に迷惑を掛けないことを大前提に、当事者が当事者間の合意と
責任においてする行為は、自由を享受する者の権利と義務という考え方がフランス
社会には存在し、それらが大人の社会、大人の恋愛を支えている。
どんなに切なく、どんなに胸が張り裂けるように苦しくとも、大前提を犯すようでは
大人の資格はない。

事実、日本のように、政治家や芸能人など公人の愛人スキャンダルをマスコミ、
メディアがスッパ抜き、取り上げようものなら、その覗き趣味的下劣で低俗な行為で
金儲けをする者たちはちまつりにあげられ、社会から廃除(無視&たたきつぶ)され、
その世界(メディア業界)では生きてはいけない。

超私的・超個人的な分野において、自分が当事者外の場合は他人のプライベートを暴く事など興味はない。フランスの社会にはそんな風潮がある。
大統領に愛人がいても、医師や弁護士、学校の先生が不倫関係にあっても、多くのフランス人は意に介さない(意に介す人がいないとはいわないが)。

何でもありの日本のそれとは一線を画する。

ただ、一時代、個人主義が台頭する全盛期がフランスにはあったが、現在では共働きが当たり前の仏家庭では、夫婦が一緒にいられる時間(休日時)を大切にするといったものに変わってきており、聞くところによると、不倫(自由恋愛)による離婚はフランス人男性にとって、(火遊びは)その後に大きな代償(慰謝料・子供の養育費など)をともなう危険性(まますると職を失うことも)をはらんでおり、時代は「君主、危うきに近寄らず」
との様相らしい。

しかし、自由恋愛は日本より遥かに盛んな国だと肌で感じたね。
フランス国内には実に複雑な家庭の子供が多いんだ。

ただ、親のわがままで、犠牲になっているかと思う反面、子供の頃から
親を反面教師として、男女の機微を幼い頃から自然に身に付けさせ、
早く一人前の大人にする。私なりにフランスとはそんな国なのかと感じたね。
それに比べ日本は何と幼稚な(子供)社会なのかと思い知らされた。
(ただ日本は日本のよさもあることを付け加えておこう。念のため..)


次は、フランスのクレープの話。
大人の味覚についてだ。
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